近隣の子どもたちの駄菓子屋としても機能する、兵庫・布引町の『TACO STAND Anga』。外観も内装も、手作り感満載。

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タコスがおいしい酒場、『TACO STAND Anga』はロケーションが素晴らしい。所在地は兵庫県の布引町にある、とある駐車場の一角だ。駐車場では猫があくびをするものだが、『アンガ』では3匹の犬があくびをしている。
玄関には犬の飛び出し防止の柵があり、扉を閉めないと柵が開かず、中に入れない。この仕掛けは手作りだろうか。店内には犬(チワワとマルチーズ)のほか、水槽で飼われたカエルや熱帯魚。天井にはご主人の趣味だというロングボートが飾られており、奥には漫画や駄菓子。この中の何がお目当てなのかは分からないが、店内では小学生がたむろしている。

DIY感あふれる椅子に座って、タコスとジンジャーエールを注文する。トルティーヤは小麦粉かトウモロコシ粉かを選べる。時間的にはオープンしてすぐだったが、タコスがラスイチだと言われた。チーズのかかったポテトを追加注文する。たまらなくおいしい。

最初は「見ない顔だな」なんて目で見てくる3匹の犬も、2時間も居座れば人の膝をベッド代わりに寛ぎはじめる。たまらなくかわいい。

実は2019年のウェブ版『ニューヨーク・タイムズ』にて取り上げられたこともある同店。ご主人は「いつの間にか取材されていて、気付かなかった」という。

自分は酒は飲まないけれど、これらすべてが『アンガ』に行くべき理由である。

『TACO STAND Anga』

住所/兵庫県神戸市中央区布引町2-1

※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。

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