巨人の本拠地・東京ドーム

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プロ野球巨人の元投手で大リーグのニューヨーク・メッツなどでプレーした高橋尚成氏(49)が2024年7月12日にユーチューブを更新し、巨人の新外国人選手ココ・モンテス内野手(27)の実力を独自に分析した。

「ヘルナンデスと同じようなタイプだと思う」

モンテスは昨シーズン、コロラド・ロッキーズで大リーグデビューを果たし、18試合に出場して打率.184、1本塁打、3打点を記録。今シーズンはコロラド・ロッキーズ傘下3Aアルバカーキに所属し、64試合に出場し、打率.335、9本塁打、47打点をマークした。

守備はショート、セカンド、サードなど、複数のポジションをこなす。開幕後の外国人選手の補強は、5月のエリエ・ヘルナンデス外野手(29)に続いて2人目となった。

モンテスの打撃を映像でチェックしたという高橋氏は「打つのは、広角に打てる。ヘルナンデスとバッティングスタイルが似ている」と前置きし、次のように分析した。

「広角に打てるということに関しては、ヘルナンデスと同じようなタイプだと思うので、長打というより、どちらかといえば率を残せる選手だと思う。日本の野球にアジャストできれば、ホームランも出ると思う。それよりもOPS(出塁率と長打率を足した数字)。あくまでもトリプルA(3A)での成績ですけども、去年、一昨年と、8割、9割くらいの選手。それを考えたら、しっかり長打も打てて、率も残せる選手。どういう形でアジャストしていくかがキーになる」

「守備に関しては問題ないと思う」

高橋氏は巨人の現状から、ショートのポジションを予想し、守備力については太鼓判を押した。

「このままいったら、吉川尚輝選手がセカンドにいるので、(モンテスは)たぶんショートになると思う。ショートを守って、どれくらいの肩なのか。セカンドを守ってるところしか見ていないが、あれだけの選手なので、肩は問題ないと思う。日本の球場は人工芝が多いので、人工芝にどれだけ対応できるか。アメリカでプレーしている選手は天然芝なので、前にチャージすることが多い。人工芝だとはじかれる可能性があるので、そのへんの対応をしていかないといけない。でも守備に関しては問題ないと思う」

そして、スタッフから「第2のヘルナンデスになれる?」と問われると、こう答えた。

「やってみないと何とも言えないが、ヘルナンデス同様にしっかり率を残せて、東京ドームはそんなに広い球場ではないので、ホームランが出る可能性もある」

5月上旬に巨人に加入したヘルナンデスは、15日時点で36試合に出場して打率.333、6本塁打、20打点を記録。打順は6月14日から3番に定着し、打線の軸としてチームの勝利に貢献している。