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熊本市役所の建て替えを巡り、市は中央区役所の建設地を「花畑町別館跡地」とする案を市議会に示しました。

【写真を見る】現在の花畑町別館跡地

熊本市役所の建て替えを巡っては、市はこれまでに本庁舎をNTT桜町ビル跡地を建設地とする案を議会に示していました。

一方、現在は本庁舎と同じ建物にある中央区役所については本庁舎とは別に建てることとし、きょう(7月16日)の市議会で「花畑町別館跡地」を建設地とする案を示しました。

主な理由として、本庁舎と分けて建てることで建物の規模を抑えられ、景観への影響を軽減できるほか、来庁者などが回遊するエリアが広がることをあげています。

これによって、本庁舎と中央区役所の建設地の案が出そろいました。

概算事業費は、本庁舎と中央区役所の建て替えをあわせて約616億円+α。このうち国の交付税措置である合併推進債などを活用することで、約228億円の負担が軽減し、現庁舎の跡地を売却した場合は約133億円の収入が見込めるとして、市は実質的な負担を約255億円としています。

しかし、建て替え自体が決まったわけではありません。

市は9月の定例市議会に建て替えの関連予算案を提出したい考えで、その予算案が可決されれば建て替えが正式に決定することになります。