続けられる秘訣は「ラクだから」。ストレッチポールを使ってみたら寝つきが良くなりました
ジムのストレッチエリアで見かける円柱形のやつ。
これ、日本コアコンディショニング協会に所属するトレーナーの声と、スポーツ科学の知見とを取り入れて開発されたLPN社のStretch Pole (ストレッチポール)というものです。
前から気になってはいたのですが、使い方がよくわからないし、どんな効果が期待できるのかも知らなかったのでスルーしてました。
ところが、最近になってスリープコーチの角谷リョウさんに「寝つきが良くなる」と教えていただき、速攻で購入。試してみると…。ただのポールとあなどることなかれ、実際に入眠しやすくなったと感じています。
さらに使い方を調べてみたところ、かなり奥深いストレッチ器具であることが判明しました。
乗っかるだけでストレッチされた
筆者が購入したのはストレッチポールEX。Amazonで9,900円で購入しました。
長さ98cm、直径15cmで、芯材にはほどよい反発力がある発泡オレフィン系樹脂が使われています。
基本姿勢はこう。ストレッチポールの上に仰向けに寝そべるだけです。
これだけでも自重で肋骨が左右に広がり、肺に空気がたくさん入り込んできます。自然と呼吸が深く、ゆるやかになり、それによって副交感神経が優位になることでリラックスしてきます。ただ寝そべっているだけでも気持ちいいんですが、左右にストレッチポールを転がすようにゆらゆらと揺れるのもおすすめです。
揺れていると眠気が襲ってきますが、少し耐えましょう。ひとしきりゆらゆらしてから、いざ寝床にもぐりこめば入眠しやすくなります。
肩をリセットする感じ
一日の大半を前かがみな姿勢でパソコンに向かっている筆者は、わりと猫背になりがち。ここでもストレッチポールの出番です。
寝そべると肩がだらーんと垂れて、肩甲骨がストレッチポールのまわりに巻きつくような感覚があります。凝り固まった肩まわりの筋肉がほぐされているのでしょうか、続けるうちに肩こりが軽減されてきたと感じています。心なしか姿勢も改善されたような気が。
部位別エクササイズも多数
このように、基本姿勢のまま寝そべっているだけでも体がゆるみ、歪みがリセットされた感じがして、リラックスもできるのですが、ストレッチポール用に考案されたエクササイズも多数用意されています。
既出のゆらゆら運動はそのひとつ。ほかにも
・肩の上下運動
・鳥の羽ばたき運動(ともに肩・首まわりの関節をゆるめたい時に)
・つま先バイバイ運動(腰痛予防・体の冷え予防に)
・片足上げ運動
・ひざ開き運動(ともに足のむくみ対策に)
LPNのストレッチポールを購入するとDVDやスタートブックなどの資料も同包されていますし、YouTubeの公式アカウントなどでも詳しく使い方が紹介されています。
寝る前に、仕事の合間に、ストレッチポールが効く
時間に余裕がないと、つい自分の体をないがしろにしてしまいがち。ストレッチをすればいろいろいいことがあるに違いないと思ってはいたものの、モノグサな筆者は実行に移せず、なんとなく不調な毎日を送っていました。
そんな時、睡眠の質を改善しようと導入したストレッチポール。使い始めて3週間が経ち、実際に寝つきが良くなっただけではなく、睡眠中の呼吸が深くなりました。おまけに肩こりもラクになり、姿勢が良くなったような気もしています。
筆者の場合、おもに寝る前にストレッチポールの上でゆらゆらしています。また、仕事にどうしようもなく煮詰まってしまった時などにストレッチポールを引っ張り出してきてゴロゴロすると、良い気分転換にもなっています。
続いている秘訣はラクだから。上に寝そべって、ゆらゆらしているだけですから。
半信半疑な方は、ぜひジムで一度お試しあれ。心地よさにハマるかもしれませんよ。
Source: LPN
Reference: 日本コアコンディショニング協会
Photo: 山田ちとら