「銘板がなくなっている」地元住民から通報 トンネルの銘板4枚・時価40万円が盗まれる=静岡
2024年6月下旬から7月上旬の間、静岡県南伊豆町と松崎町で、トンネルの銘板4枚が盗まれ、警察が窃盗事件として捜査しています。
盗まれたのは、いずれもトンネルの銘板で、南伊豆町妻良の田面トンネル北側出入口壁面で1枚(時価10万円)、白崎トンネルの南北両側の出入口壁面で2枚(時価20万円)、松崎町道部の室岩洞トンネル北東側出入口壁面1枚(時価10万円)です。
地元住民から7月2日「銘板がなくなっている」と下田警察署に通報あり事件が発覚。
銘板は4枚とも同じ大きさの銅製で、縦40センチ、横60センチ。
上から順に横書きでトンネル名、完成年月、所有者(静岡県)、長さ、幅、高さ、施行者が刻まれています。 経年劣化を考慮すると、銘板1枚の時価は10万円だということです。静岡県下田土木事務所によりますと、6月28日に行ったパトロールをした時のドライブレコーダーの映像では、4枚の銘板に異状はありませんでした。
静岡県下田土木事務所は、賀茂郡の1市5町を担当していますが、管理するトンネルの銘板が盗まれたのは、初めてで、維持管理課の職員は、「盗む意図が分からない。今後のパトロールを強化し、代わりに作る4枚の銘板については、安価なものにしたい」と話しています。
銘板は銅製のため、転売目的の犯行の可能性があり、警察は付近の防犯カメラなどの捜査を進めています。