Xを更新した『先生の白い嘘』主演の奈緒

 7月11日、女優の奈緒が8日ぶりにXを更新した。

「主演映画『先生の白い嘘』の監督を務めた三木康一郎氏が、ニュースサイト『ENCOUNT』で、奈緒さんからの“インティマシー・コーディネーターを入れてほしい”という要望を断わったという趣旨の発言をしたことで、炎上騒ぎになっていました。

 インティマシー・コーディネーターとは、性的描写の撮影の際に監督と俳優の間に入って、互いの意向を調整する“代理人”的存在です。

 三木氏はその後、発言を謝罪し、奈緒さんからも舞台挨拶の際に『私は大丈夫です』との言葉があったものの、いまだに騒動は鎮火しきっていません」(芸能記者)

 奈緒はXで、同映画を観たフォロワーに感謝を述べたうえで、

《以前のわたしは“傷つく覚悟”を持っていました。けれど今は、“自分を守り、傷つかない覚悟”の大切さを感じています。この作品に学んだことです》

 と、心境を綴っている。これに対して、多くのファンからは彼女を応援する声が多数あがっている。

 ただ、今度は新たな議論が同映画で起き始めている。映画ライターが話す。

「この映画は、鳥飼茜氏による漫画『先生の白い嘘』が原作です。漫画の内容は以前から、過激な性描写が多いことで知られていました。

 そのため、今回の映画も一般財団法人映画倫理機構(映倫)の審査で、15歳未満は観覧禁止の『R15+』という区分を受けています。この審査区分だと、中学3年生でもなんの規制もなく観られるわけですが、これに対しても疑問の声も出始めているんです」

 実際に一部の映画レビューサイトでは、同映画を観たユーザーから性描写に関する内容の投稿が相次いでいる。

 たとえば《18禁でもいいのでは?》と題した投稿では、強制性交のシーンが多かったことから、カップルでの観覧を気をつける内容だと綴られている。

 ほかにも《R15指定ってこんなに過酷なんですね》、《性描写のシーンが多くて過激》、《R15指定ではなくR18指定に値する》と、その性描写に驚く声が多く見受けられている。

「たんに色気あるシーンが多いのではなく、性暴力を主題においた作品だったため、多くの人が想定以上の衝撃を受けたのでしょう。

 ただ、映画を観た人々からは三木氏がインティマシー・コーディネーターを断わったことへの疑問が再度、湧き始めている状況です。

 奈緒さんの演技には好評の意見が多いですが、周囲の騒動でなんとなく“味噌がついた”形になっているのが、非常にもったいないと感じますね」(前出・映画ライター)

 映画内の描写には“嘘”がなかったのかもしれないが……。