Image: 小暮ひさのり

AIブームの火付け役となったOpenAIのLLM(大規模言語モデル)ChatGPT。

ローンチ時はWebベースのサービスでしたが、やがてスマートフォン用アプリもリリース。そして現在では、Mac版のデスクトップアプリの提供も始まっています。

つまり、対応するMacユーザーであれば、誰でも生成AIの便利な機能をMacに追加することができるんです。

まぁ、Mac自体がAIで考えているわけじゃなくて、あくまでもインターネットの向こうにいるAIに質問を投げかけて、答えてもらってるんですけどね。でも、これまでブラウザを使っていたのに比べれば、だいぶスマートになりました。

そこで、ここではChatGPTの導入から、なにが便利なの? を解説。なんとなく高く感じてしまうAIのハードルを少しでも下げられればと思います。どうぞ。

1.アプリのダウンロード方法と対応PC

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まずはインストールから。

アプリのダウンロードはOpenAIのダウンロードページにアクセス。「Download」をクリックしてアプリ(ChatGPT_Desktop_public_latest.dmg)をダウンロードして実行。Macにインストールしていきます。

ただし対応はApple Silicon (M1 以降) を搭載したmacOS 14 以降のMac。Intel Macは残念ながら、現在非対応です。

2.ChatGPTの起動と使い方

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アプリを起動したらWebと同じくチャット欄に質問を入力すればOK。AIが文字を認識して適した返答を考えて返してくれます。

なお、無課金でも利用できますが、1日に使えるトークン(会話分析)の数に限りがあるので、バシバシ使うなら有料課金(月額20ドル)したほうがいいかもしれません。

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Mac版アプリではクリップアイコンからファイルや写真のアップロード、画面のスクリーンショット(アプリのウインドウを選べます)、MacのWebカメラからの撮影(iPhoneをカメラにする連携カメラも可能)に対応しています。

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また、どの画面からでもOption + Space キーでChatGPTの入力画面(チャットバー)を呼び出せるのがスーパー便利なので覚えておきましょう。

このショートカットは、設定画面から変更できるので、余っているキーを設定すれば、ワンボタンGPTも実現できますよ。

さぁ、MacでChatGPTが利用できるようになりましたので、続けてChatGPTの活用例いくつか紹介しますね。

ChatGPT活用1.プロンプトを使った「タスク処理」

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最近すごく助かっているのが、Blogからのお問い合わせ。申し訳ないけど忙しくてその仕事は受けられない時のお断りメールですね。

自分で考えて書いても良いんですけど、断るってどうしてもココロにパワーが必要なんです。なので、時にはAIにフラットに書いてもらっております。

以下の内容でメールの返信を作ってください。

1.Blogからの問い合わせに感謝している

2.そのテーマは興味があり、素晴らしいと感じた

3.しかしながら現在リソースが足りなくて引き受けることができない

4.今後ともよろしくお願いたします

件名:ブログのお問い合わせについて

[相手の名前] 様、

この度は、私のブログにお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。

ご提案いただいたテーマに非常に興味を持ち、その素晴らしさに感銘を受けました。しかし、現時点ではリソースが不足しており、残念ながら引き受けることができません。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。何かございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。

敬具、

[あなたの名前]

こんな箇条書きでも、ちゃんとそつなく文章にしてくれますからね。

このプロンプトをベースとして、相手に合わせて2と3の部分をちょちょいと変えればOK。ココロに負担をかけずにメール返信できて救われております。メールでのお返事に負荷を感じている方はAIをワンクッション挟んでみましょう。

ChatGPT活用2.PDF・ドキュメント類をアップして「要約」

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雑に書いたメモをアップして、内容を整理してもらう。なんて使い方も便利ですね。こちらはプロンプトを書くまでもなく…

アップしたメモを理解して、読みやすく整理して

と言うだけ。

発表会のメモなどは、内容が前後したり主観と客観が入り混じったりとかなりゴチャっと。読み返す目的じゃなくてあくまでもメモなのでしょうがないのですが、一度AIを通すと読みやすく整えてくれます。こちらも色んな業務に使える活用法かと。

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PDF文書などもアップして要約できます。

会議のアジェンダや議事録などを要約してもらうと、全部読まなくて良いから楽ちん。「自分に関係するところだけ抜き出して」なんて言っておくと、さらによしです。

ChatGPT活用3.画像の読み取りと画像生成

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画像を読み取って内容を理解して教えてもらうことも。

例えば今朝食べたパンのパッケージ。こんな雑に撮った写真でもちゃんとカロリーや糖質量を教えてくれます。そして…

この摂取カロリーを消費するのに、どのくらいウォーキングすればいい?

と続ければ、必要な運動量まで教えてくれるんです。ちなみに40分でした…つらぁ。

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画像をアップして、イラスト化してもらうこともできます。

撮影地はさいたまですが、AIなりの解釈が入っていて、なんだかアメリカンなパークでファミリーでトゥゲザーなイラストになりました。

もちろん、手直しもお願いできるので、挿絵にしたり、思い出のアルバムの表紙にしたりと、こちらもいろいろと活用できそう。余談ですが…

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AKIRAみたいなテイストでも出力してもいました。AKIRAみ…ありますかね?

注意点としては、テキストやPDF、画像などをアップしていると、すぐにトークンが切れてしまいます。どちらかというと有料プラン向けな使い方ですね。

ChatGPT活用4.音声入力で会話

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ChatGPTのMacアプリ、なんと音声入力にも対応します。

リアルな人物との会話と比べると若干のタイムラグがありますが、十分に実用的。ちょっとした質問や疑問はキーボードで入力するよりも声で伝えた方が早い時もありますね。

他にも、トモダチみたいに雑談に付き合ってもらうこともできます。

画面の向こうは生成AIとジェネレーターによる生成音声なのだと思うとちょっと切なくなります。でも、この切なさがまた、いいのです。

ChatGPT活用5.Google代わりにわからないことを調べてもらうだけでもいい

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最後に「この使い方だけでも便利なので!」という、ベーシックにして一生使えるテクニックを。ChatGPT、難しく考えずに検索サイト代わりに使ってみてください。

・法事の封筒の書き方

・ケンタッキーの部位の見分け方

・トイレ用洗剤の使い分け

・お中元の送る時期いつまで?

・金魚の飼い方

・ホットケーキミックスで作るパンケーキのレシピ

など、検索して、サイトのリストから街頭するものを見つけて、スクロールして、内容を探す…。といった検索の一連の流れが、「検索する」→「答えが出てくる」になるので圧倒的に効率がよく、時短になります。これは本当に革命的です。

ただ、AIってわからないことは平気で嘘を付くので、一般的な話ではなく、あまりにも難解な質問をした時は注意してください。そこだけ気をつければAI、ものすごく便利なやつです。

Mac版ChatGPTは要アップデート。会話を覗き見される可能性あり

Source: OpenAI

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