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60代の洋服コーデや着こなし、リメイク術を、YouTube「手作りとシンプル生活」で発信している関東在住のpokkeさん。日常コーデや、服の捨て方、リメイク動画が人気です。そんなpokkeさんが考える「60代の捨てるべき服」について伺いました。

※ 記事の初出は2023年7月。年齢など内容は執筆時の状況です。

60代になったからこそ手放す服3つ

年齢とともに、気分や体型に合った服は変わります。pokkeさんが今の気分や体型と違う服を手放していったら、自身が捨てる服には共通点があることに気づきました。

●1:もったいないから捨てられない服は、結局その後も着ない

たとえば6年前に着たパーティ用のワンピースは、思い入れもあり長年手放すことができませんでした。あるとき「これからは着よう!」と意気込みコーデも考案。しかしその後も、1回しか着ませんでした。

ほかにも4万円のコートも、もったいなくて捨てられずにいました。しかし新しく無印良品で買った8990円のコートを着てみたところ、無印のコートの方が軽く、すぐ好きになったそうです。

これらの体験から、「もったいないと感じても、今の自分の気分でない服は結局着ない」ことを実感したそうです。

●2:衿ぐりが開いて落ちる服は、面倒になるから手放す

衿ぐりが大きく開いた、ずるずると落ちやすい服もたくさん処分したpokkeさん。

以前は着用時、服がずれたときには都度直していました。しかし今では、その手間さえ面倒だと感じるように。「以前はできたおしゃれのための我慢が、だんだんできなくなってきました。同じように重い服も、もう難しいです」とpokkeさん。

今は同じように鎖骨が見える服でも、タンクトップのようなピタッとしたずれない服を愛用しています。上から羽織ものをかけて、ヘルシーに着こなしています。

●3:ぴったりした服は、着ていて心地よくないから捨てる

以前はぴたっとしたトップスに、ふんわりしたスカートを合わせるのが好きだったpokkeさん。

しかし最近では、タイトめのトップスや、お腹まわりがぴたっとした服は気分ではなくなりました。代わりにお腹をカバーできる、ゆとりがあるトップスを好むように。

ほかにも体重が変わらなくても、年齢とともに下がりやすいと言われる二の腕部分や脇部分。pokkeさんもこのあたりがきつく感じる洋服は、手放したと言います。

新しく服を買うときも、試着時に腕をぶんぶんと回すなどして、きつさや動きにくさがないかを確認します。

捨てることのメリットは、「次に買う服の基準が明確になる」こと

「私にとって、洋服の捨て活をするメリットは2つあります」とpokkeさん。

・1つ目は、クローゼットの中が好きな服やラクちんで着心地のいい服ばかりになり、服が選びやすくなること。

・2つ目は、自分にとっての嫌な服がわかるので、反対に今似合う服の基準も明確になること。

こうして捨て活を繰り返すことで、自分が好きな服、嫌いな服がわかってきます。
「そのおかげですぐ捨てることになる服を、購入しないようになりました」

ぜひ、pokkeさんの捨て活を試してみてくださいね。