家計管理が苦手、支出の減らし方がわからないなど、“勝手に貯まる”家計づくりの前にはハードルがたくさん! そんな貯蓄にまつわるお悩みの解決方法を、SNSでも人気のFP・塚越菜々子さんにお伺いしました。代表的な4つのお悩みを確認して、“勝手に貯まる”家計づくりにチャレンジしてみましょう。

Q:支出がなかなか減りません。おすすめのやり方は?

A:こだわりがないことは支出を減らし、“濃淡”をつけるとストレスになりにくい

食費、レジャー費、習い事代…など、どれも少しずつ支出が多めだとお金が貯まりません。こだわることには濃く(多く)、こだわらないことには淡く(少なく)かけ、こだわりのないことから支出を減らしていきましょう。生活の満足度を下げず支出カットができます。

Q:老後資金、教育費、住宅資金…優先して貯めた方がいいのは?

A:借りることができない老後資金を第一優先に

住宅資金は住宅ローンを、教育資金は奨学金や教育ローンを利用することができますが、老後資金は銀行からも自治体からも借りることができません。老後資金の貯蓄分を確保したうえで、残りのお金を住宅資金と教育資金に割り振って貯めていくのがおすすめです。

Q:家計管理が苦手です。なにから手をつけるべき?

A:大きな目標は立てず、小さい目標を1つずつこなしていく

「老後資金2000万円を貯める!」などいきなり大きな目標を掲げるのではなく、今できることに小分けして、1つずつ実行しましょう。通帳を記帳する、「ねんきん定期便」を確認するといった小さなことでOK。最初の一歩が早い人は結果を出すのも早いです。

Q:わが家の食費は7万円…やっぱり高すぎますか?

A:一般論にこだわりすぎないこと! わが家の正解を見つければ大丈夫

一般論はあくまでも一般論。なににお金をかけるか、かけないかは、それぞれの家庭によって異なります。「食」にこだわるなら食費多めでも、全体で収支が合って貯蓄ができていればOK。一般論や平均値ではなく、わが家に合ったお金の使い方を探してみましょう。