三菱“12年ぶり”復活の「新型4WD」が人気すぎ!? 全長5.3m超ボディで500万円級! 新型「トライトン」が爆売れ
三菱の新型「四輪駆動車」が好調な滑り出し
三菱自動車工業(以下、三菱)は2024年7月2日、2月15日より発売を開始した新型「トライトン」の販売状況を発表しました。
同社のピックアップトラックとしては約12年ぶりの復活を遂げた新型トライトンですが、想定を大幅に超える受注状況だといいます。
1978年に「フォルテ」のネーミングで登場してからおよそ45年以上にわたり、三菱は「ストラーダ」「トライトン」と名前を変えながら、5世代にわたりピックアップトラックの歴史を重ねてきました。
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シリーズ累計で約570万台を生産し、世界の約150の国や地域で販売を展開する三菱にとっても重要な世界戦略モデルへと成長しています。
新型トライトンは、初代フォルテから数えて6代目となります。
2023年7月にタイで世界初公開されました。約9年ぶりのフルモデルチェンジで、ボディやラダーフレーム、パワートレインに至るまで全てを新開発しています。
日本ではこれまで、初代から4代目までが導入されていたものの、市場の縮小により2011年に販売を終了しており、約12年ぶりの国内復活となりました。
外観は、力強いスタイリングが印象的です。
国内仕様のボディサイズは、全長5320-5360mm×全幅1865-1930mm×全高1795-1815mm、ホイールベース3130mm。
海外市場では複数のボディタイプや駆動方式が用意されますが、日本には4ドア・5人乗りの「ダブルキャブ」ボディと4WDを組み合わせたモデルのみが導入されます。なお生産はタイの三菱工場でおこなわれています。
内装は水平基調で力強い造形のインパネを採用し、悪路走行時も車体の姿勢変化を把握しやすいよう配慮を加えました。
ソフトパッドを要所に多用し質感向上と乗員保護も図るほか、手袋をしていても確実な操作が可能なダイヤルやスイッチ類を配し実用性も高めています。
パワートレインは、新開発の2.4リッター直列4気筒 2ステージターボ付きクリーンディーゼルを搭載。最高出力204ps(150kW)、最大トルク470Nmを発揮し、トランスミッションは、6速スポーツモード付ATを組み合わせます。
4WDシステムは三菱独自の「スーパーセレクト4WD-II」システムを採用。後輪駆動、フルタイム4WD、センターデフ直結、ローギアの4種類が選択でき、それぞれの4WDモードに対応する7つのドライブモードも用意します。
新採用の「AYC(アクティブヨーコントロール)」で旋回性を向上させるほか、ブレーキ制御タイプのアクティブLSDも搭載し、意のままの走行性能を実現しました。
またヒルディセントコントロールやヒルスタートアシストの採用で、悪路でのドライバーの負担を軽減します。
このほか先進運転支援機能「e-Assist」や、コネクティッド機能「三菱コネクト」採用などにより、安全性や利便性も大幅に向上しました。
新型トライトンは、上級仕様の「GSR」(540万1000円/消費税込み、以下同)と普及グレード「GLS」(498万100円)の2グレードがラインナップされます。
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新型トライトンは、2023年12月21日に国内で正式発表を行い、発売は前述の通り2024年2月15日より始まっています。
三菱によると、発表からおよそ半年が経過した6月末の時点での累計受注台数は2900台以上だといいます。当初の月販目標台数は200台と設定されており、半年(1200台)の目標に対し約2.4倍もの受注が集まったことになります。
グレード別ではGSRが約87%を占め、上位グレードが支持されていることがわかります。
人気ボディカラーは「ホワイトダイヤモンド」(31%)。テーマカラーの「ヤマブキオレンジメタリック」(24%)も2位と好調で、3位が「グラファイトグレーメタリック」(22%)と続きます。
地域別では、北海道が11%で1位。2位以降は、愛知(8%)、東京(7%)、埼玉(5%)、大阪・神奈川・福岡(各4%)と続きます。
なお5月末時点で、実際の販売登録台数は約1100台となっており、多くがまだ納車待ちの状態にあるようです。