ユウガオの汁物で食中毒、自然毒「ククルビタシン」が原因か…長野市「苦味感じたらすぐ廃棄を」

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 長野市保健所は28日、市内の60歳代夫婦が自宅で栽培したウリ科「ユウガオ」を食べて、食中毒になったと発表した。

 食用のウリ科植物にまれに含まれる自然毒「ククルビタシン」が原因とみられる。

 市保健所食品生活衛生課によると、夫婦は27日朝、前日に収穫したユウガオを汁物に調理して食べたところ、強い苦みを感じ、食後30分ほどから嘔吐(おうと)や下痢、腹痛の症状が出た。夫は症状が回復し、妻は入院したが快方に向かっているという。市は調理前に果肉をなめて苦みを確認することや、食べて苦みを感じたらすぐ廃棄するよう呼びかけている。