「少しくらい我慢しなさい!」【炎天下、息子に飲み物をあげない】鬼畜ママ友がいて━━!?
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『子どもをどう育てるか』という教育方針は、千差万別。
それぞれご両親の考えや想いがあるでしょう。
でも、だからと言ってあまりに厳しい教育を貫いていると、思わぬ危険が待ち構えていることも……。筆者の友人から聞いたエピソードをご紹介します。
みんなで公園に行き遊んでいた
私は5歳の娘がいるワーママ。
その日は、保育園で仲良くなったママ友たちと子どもを連れて、公園で遊んでいました。
友達と楽しそうに遊ぶ娘を見つつ、育児話などで盛り上がる私たち。
とっても平和な時間が流れていたのですが……。
厳しい教育ママ
「あらあら、みなさんいるのね」
「私たちも入れてちょうだい♪」
そう声をかけてきたのは、ママ友のA子。
実は私、A子に苦手意識を持っていました。
というのも、教育熱心なA子は、他人の子育てにまで口出ししてくるから。
私も保育園の送迎でばったり会ったとき、ジロジロ見ては矢継ぎ早に質問され、上から目線で注意されていたのです。
「女の子らしい格好させたら?」
「塾や習いごとは早く始めるべきね」
そのたびに何とか交わしてはいたものの、自論を押しつけてくるA子とはあまり関わりたくありませんでした。
周りを見ると、どうやらほかのママ友も同じ雰囲気。
でもそんな空気を読むことなく、A子は息子さんを子どもたちと遊ばせ、私たちの輪に入ってきたのです。
子どもに飲み物を与えなかった
それからはA子の教育議論に付き合わされることに。
『早く帰りたいなあ』と思いつつ、一度子どもたちに休憩時間だからと水分補給をさせていると……。
「これくらい耐えないと」
「男の子は強くならないとダメ」
そう言って、のどの渇きを訴える息子さんに飲み物をあげなかったのです。
私やほかのママ友が注意するも、耳を貸してもらえず。
息子さんの体調を心配していると、悲劇が!
熱中症で救急車を呼ぶ事態に!
30分後、A子の息子さんがフラフラし始め、倒れてしまったのです!
びっくりして動けないA子の代わりにすぐに救急車を呼び、日陰に移して応急処置をした私たち。
たまたま持っていた保冷剤をタオルで包み、火照った体を冷やしたり、スポーツドリンクを飲ませたりしました。
その後救急車が到着し、病院に運ばれた息子さんはすぐに回復。
【熱中症】と診断され、医師から『無理はよくない』とA子はかなり叱られたそう。
子育てに関する考え方は人それぞれですが、他の人の意見に耳を傾けることも大切ですよね。暑くなってくる夏は、特に子どもの体調の変化に気づけるよう、改めて気をつけたいと痛感した出来事でした。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい