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 ◇セ・リーグ 巨人―DeNA(2024年6月27日 横浜)

 巨人の岡本和真内野手(27)が27日のDeNA戦(横浜)に「4番・三塁」で先発出場。8回に5試合ぶりとなる13号2ランを放ち、27歳11カ月の球団最年少で4番200本塁打を達成した。

 1―4で迎えた8回だった。

 この回から登板した相手4番手右腕・ウィックを攻め立て、吉川、ヘルナンデスの連打と敵失でまずは1点返して2―4。

 なおも無死一塁で第4打席に入った岡本和はカウント1―1からの3球目、真ん中付近に入った153キロ直球を完璧に捉えて左翼スタンド中段へ放り込んだ。

 逃げ切り態勢に入っていた相手を粉砕する同点弾。この瞬間、4回5安打3失点で降板していた5年目左腕・井上の黒星も消滅した。

 岡本和は「素直にうれしいです。チャンスだったので食らいついていこうと思っていました。同点に追いつくことが出来て良かったです」とコメント。

 岡本和は2018年6月2日のオリックス戦(京セラD)で第89代4番に座り、初打席でいきなり本塁打。今月15日と16日の日本ハム戦(エスコンF)で2試合連続本塁打しており、偉業に「あと1」と迫っていた。

 巨人の4番で200本塁打以上は王貞治392本(通算868本)、長嶋茂雄314本(同444本)、原辰徳255本(同382本)と過去に3人。

 1996年6月30日生まれで27歳11カ月の岡本和は、長嶋の32歳5カ月を大幅に更新する球団最年少での4番200号到達となった。

 【巨人の4番本塁打数10傑】

1位 王  貞治 392

2位 長嶋 茂雄 314

3位 原  辰徳 255

4位 岡本 和真 200

5位 川上 哲治 162

6位 A・ラミレス 139

7位 松井 秀喜 138

8位 阿部慎之助 97

9位 清原 和博 67

10位 李 承 菀 57