今とは真逆!サンドウィッチマンがNHKに「出禁」食らった“納得の理由”と巻き返しドラマ
コワモテな見た目が災いし、NHKからは「門前払い」を食らっていたという。お笑いコンビ・サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)が5月8日に放送された「あちこちオードリー」(テレビ東京系)に出演し、若手時代の不遇を明かした。
今や“好感度ナンバーワン”芸人として君臨。人気を不動のものとしているサンドウィッチマンだが、番組MCのオードリー・若林正恭は「もともと見た目はちょっとコワモテでしたもんね」と若手時代の2人のイカつい風貌を振り返った。
伊達によると「当時は金髪にサングラス」というド派手な格好で「キャラ付け」の意図があったというが、その影響で新人コンビにとっての登竜門だったNHKのかつてのネタ番組「爆笑オンエアバトル」は「出してくれなかった。1回も」とのこと。伊達が「NHKは出禁だったの」と明かせば富澤も「“ガラが悪い”と」と補足。実際にNHKのスタッフから告げられた言葉として、伊達は「『ウチの局とは色が合いません』って言われて。門前払いですよ」と若手時代の不遇を明かしていた。
「新人の頃はスモークの入ったサングラスをかけ、完全に“コワイ人”だった伊達だけでなく、富澤も金髪に染め上げ、鋭い目つきで何を考えているかわからないオーラを放ってっていたので、ある意味で納得の出禁ではあります。しかし、その一方で、ブレイクするまでの10年間を家賃6万円ほどの狭いアパートで同棲していた仲良しエピソードや、愛嬌のある笑顔で次第にファンを増やし、『好きな芸人ランキング』(日経エンタテインメント)では、2018年以降14回連続で1位を獲得。また、芸人という枠にとどまらず、24年1月にビデオリサーチ社が発表した『男女タレント人気度』でも、俳優・阿部寛、綾瀬はるか、そして、ドジャース・大谷翔平といった強敵をおさえて、1位に輝いています。そうした実績もあり、現在ではNHKで『病院ラジオ』などの番組を任されていますが、新人時代の見た目からは、そのポテンシャルをNHKに気付かせることはできなかったようです」(テレビ誌ライター)
多くの人気コンビをブレイクさせた「オンエアバトル」出演は叶わなかったものの、サンドウィッチマンは07年のM-1グランプリで見事に敗者復活からの優勝を成し遂げ、そのキャリアを好転させた。公共放送からの出禁扱いにも腐らず、芸を磨き続けた執念が現在の2人を支えていると言えそうだ。
(木村慎吾)