マクマナス兄弟が帰ってくる! - 来日中のノーマン・リーダス

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 海外ドラマ「ウォーキング・デッド」のダリル・ディクソン役で知られるノーマン・リーダスが4日、インテックス大阪で開催中の「大阪コミコン2024」のセレブステージに登場。代表作の一つである映画『処刑人』シリーズ第3弾の製作について、「本当だよ」と認めた。

 『処刑人』は、ノーマンとショーン・パトリック・フラナリーが演じる双子のマクマナス兄弟が、世にはびこる悪人たちを処刑していくバイオレンスアクション。1999年発表の1作目は、ビデオ販売をきっかけにカルト的人気を獲得し、2009年には第2弾が誕生。約15年の時を経て、シリーズ第3弾が動き出した。

 第3弾製作の報道の真偽について問われたノーマンは「本当だよ」と認めると、「ついに第3弾を製作することができる。『ジョン・ウィック』シリーズと同じ製作会社(サンダー・ロード・プロダクションズ)とプロデューサー(ベイジル・イヴァニク&エリカ・リー)が加わるから、大規模な作品になる」とシリーズのスケールアップを予告する。

 1作目公開当時、アメリカで銃乱射事件が起きたことが影響して上映館が限られ、興行収入は振るわなかった。ノーマンは『処刑人』が口コミで広まった作品であることにも言及し、「非常に珍しいケースだと思います。当時はキャラクターが似通っていて、あまり前向きに配給してくれなかった。口コミで広がったおかげでです」と作品を支持するファンに感謝した。

 ノーマンといえば、「ウォーキング・デッド」でクロスボウの名手であるダリルを長年演じており、現在はスピンオフ「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン」で主演を務めている。シーズン初期のダリルは「人の顔をまっすぐ見なかったキャラクター」と振り返ると、「そこから、どんどん人の目を見て話すようになっていき、私もボディーランゲージの移り変わりを意識しました。 次第にグループがダリルを信用して、認めるようになり、ファミリーの意識を感じて仲間になっていく。こういったつながりや進化がダリルにはあったと思います」とキャラクターの変化を明かした。

 「ウォーキング・デッド」は主要キャラクターでさえも容赦なく命を落とす作品であり、ノーマンはダリルが途中で死んでしまわないか、怯えながら台本を開いていたという。「スピンオフでは『ダリル・ディクソン』とタイトルに名前が付けられているので、自分は殺されないだろうと思っています。でも、こればっかりはわからないですよね(笑)」と冗談まじりに語った。

 また、無類のバイク好きで知られるノーマンに、ファンから「ノーマンとのツーリングツアー企画をやりたい」というリクエストが届くと、「ぜひ日本で1回やりましょう」とノリノリで回答。日本も登場した自身のバイク旅番組「ライド with ノーマン・リーダス」もアピールしていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

「大阪コミコン2024」は5月5日までインテックス大阪で開催中