本体のタンクから灯油を抜き取る作業は欠かせない(コロナ提供)

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 暖房器具メーカーが石油ストーブや石油ファンヒーターを片付ける前の手入れを呼びかけている。器具に灯油を入れたまま保管すると、次に使う際に、火がつかなかったり、消火できなくなったりするケースがあるという。

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 製造大手のコロナ(新潟県三条市)は、石油暖房器具を片付ける手順として(1)灯油を抜く(2)掃除する(3)包装箱やビニール袋にしまう−の三つを強調する。ストーブの場合は、さらに芯のから焼きや電池の取り外しをする必要があるという。灯油を抜く際は給油タンクだけでなく、本体内部の固定タンクからも抜き取るよう、ホームページで周知している。

 タンクに入れたまま保管して劣化した灯油を翌シーズンに使った場合、粘り気のある液体のタールが燃焼部付近に付き、一酸化炭素が発生したり、部品が固着して消火できなくなる場合がある。掃除を怠り、袋などに入れずに保管すると、ほこりがたまり、最悪の場合は引火する危険性があるという。

 山陰地方では近年、ストーブが原因の火災が多発している。鳥取県では過去5年間で38件、島根県は2019〜22年の4年間で28件発生した。コロナの広報担当者は「取扱説明書をよく読み、正しい保管や手入れで安心して長く使ってもらえる。いま一度説明書を確認してほしい」と話した。

(まいどなニュース/山陰中央新報)