『ミッション:インポッシブル』シリーズを辞めた理由…イルサ役レベッカ・ファーガソンが明かす
映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』をもってシリーズから去ったイルサ役のレベッカ・ファーガソンが、その理由をポッドキャスト番組「UnWrapped」に出演して明かした。(以降『デッドレコニング PART ONE』のネタバレあり)
第5弾『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)でシリーズに初登場し、第6弾『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)、第7弾『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(2023)と計3作でイルサを演じたレベッカ。人気キャラクターだっただけに『デッドレコニング PART ONE』でのイルサの死はファンに大きなショックを与えた。
レベッカは「はっきり言ってしまうと──なぜなら多くの人々が彼女の死を悲しんでいたのを知っているし、わたしも悲しかったから──わたしは3作映画をやって、それで契約は終わったの」と切り出す。「それにわたしは言葉にできないくらい彼女を愛している。彼女は最も素晴らしいキャラクターだと思う」とイルサへの愛を語るも、第8弾に出演しても“彼女が思うイルサ”は演じられないだろうと感じたこと、そして待ち時間の長さもネックになったという。
「イルサはチームプレイヤーになってきていた。人それぞれ望むものは違うだろうけど、わたしにとって、イルサははぐれ者だった。いたずらっ子で、予測不可能。そしてたくさんの新キャラクターが加わったことで、彼女に十分なスペースが残されていないと感じたの。自分勝手なことを言ってしまえば、『ミッション:インポッシブル』を作るのには長い時間がかかる。1年以上とか。出演シーンがたくさんない限り、ただ座って待っていることになるの」
イルサというキャラクターだけでなく、主演のトム・クルーズ、監督のクリストファー・マッカリー、そしてそのストーリーも愛しているものの、ただトレイラーで待つのではなく、仕事がしたかったというレベッカ。そのため、契約の切れる第7弾をもってシリーズを去る決断をし、マッカリー監督がそれにふさわしいイルサのラストを決めたと明かしていた。
レベッカのいないシリーズ第8弾は、2025年5月23日に全米公開予定だ。(編集部・市川遥)