人気YouTuber、「芸人のがおもろい論争」に一石 「まだこの話してんの?」「リスペクトがある世界になれば」
チャンネル登録者数1750万人を超えているYouTuberのヴァンビさんが2024年4月14日にXを更新し、YouTuberと芸人の面白さを比べる論争に言及した。
これまでも、たびたび比較されてきたYouTuberと芸人。12日放送のバラエティー番組「酒のツマミになる話」(フジテレビ系)では、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品さんが「YouTuberおもんないっすよね」と発言。MCの千鳥のノブさんも「面白くはないよ」と共感する一幕があった。放送内容はSNS上でも議論を呼んでいる。
「そもそも比べるべきものではない」
ヴァンビさんはXで「YouTuberおもんなくない、芸人のがおもろい論争が流れてきたのでそれについて」と切り出し、「正直まだこの話してんの?って思ってしまう話題」と率直な感想を明かした。
前提として、「面白い」という言葉について「非常に幅広い表現」とし、「タイタニックのような感動して涙を流してしまう映画も『面白い』」「ハングオーバーのような笑いに特化したコメディ映画も『面白い』」とジャンルの異なる名作映画を例に出し、「この2つの『面白い』を並べて笑えるという部分だけを引っ張り出してコメディのが面白いと言ってるようなものでそもそも比べるべきものではないと思う」と持論を展開した。
ヴァンビさんは、「YouTuberはいわゆる素人が自ら動画制作や企画などをセルフプロデュースして多くの視聴者をつけてきたことが強みであり、同じ素人だった人物が夢を掴んでシンデレラストーリーを体現してるのも面白さの一つだと思う」とYouTuberにはストーリー性があることを指摘。
そのため、「それを『人を笑わせる』という部分だけを抜き取って横並びにして芸人のがおもろいとか言ってるのがそもそもダサい」といい、「喧嘩強いから俺のが偉いみたいな一方的な理論でいじめとやってることはほぼ変わらない」と考えを述べた。
一方、「YouTuberが芸人さんをバカにしてるのは正直あまり見たことがない」「しかし芸人さんがYouTuberをバカにしてるのはよく見る」との印象を明かし、「俺はYouTuberとして自分ではない他のYouTuberがバカにされてても正直悔しいし、嫌な気持ちになる」「お互い別の『面白い』を持っててそれぞれにリスペクトがある世界になればいいなと思ってます」と呼び掛けていた。