重賞初制覇を目指すディオ(撮影:下野雄規)

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 兄弟重賞Vなるか。現役トップマイラー・ソウルラッシュの半弟となるディオ(牡5、栗東・辻野泰之厩舎)が、ダービー卿チャレンジトロフィー(4歳上・GIII・芝1600m)で初タイトルを狙う。

 ディオは父リオンディーズ、母エターナルブーケ、母の父マンハッタンカフェの血統。半兄のソウルラッシュは現役屈指のマイラーで、22年にマイラーズCを制覇。昨年は京成杯AHを勝ち、マイルCSで2着だった。また、伯父のヒラボクディープは13年の青葉賞を制している。

 ここまで18戦5勝。1勝クラス、2勝クラスで惜敗を繰り返したが、昨年末に甲東特別を制して軌道に乗った。3勝クラスの斑鳩S、リステッドの東風Sと破竹の3連勝。勢いに乗り、今回は一昨年のアーリントンCで5着に敗れて以来、2年ぶり3回目の重賞チャレンジとなる。

 前走と同じ中山芝1600mなら、舞台に不足はない。勝てばソウルラッシュとの直接対決も見えてくる一戦。目下の充実ぶりなら、重賞の壁をあっさり突破しても驚けない。