左上から時計回りに山内圭哉、石橋静河、奥田瑛二、味方良介、千葉哲也
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 手塚治虫の連載開始50周年記念を迎えた名作漫画を高橋一生主演で実写ドラマ化する「ブラック・ジャック」(テレビ朝日系で2024年放送)の追加キャスト6名が29日に発表。高橋演じる天才外科医ブラック・ジャックの宿命のライバルで、安楽死を請け負う医師キリコを石橋静河が演じることが明らかになった。石橋のほか味方良介、山内圭哉、千葉哲也、玉置孝匡、奥田瑛二が出演し、石橋、味方、山内、千葉、奥田演じるキャラクターのビジュアルも公開されたが役柄は発表されていない。

 法外な治療費と引き換えに、どんな手術も成功させる無免許の天才外科医ブラック・ジャックの活躍を描きながら、医療の在り方や人の生き方を問うてきた手塚の名作医療漫画に基づく本作。監督を映画『女子高生に殺されたい』『アルプススタンドのはしの方』などの城定秀夫、脚本を高橋一生が出演したNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」や、NHKドラマ「大奥」シリーズなどの森下佳子、ビジュアルコンセプト・人物デザイン監修・衣裳デザインを高橋主演のドラマ・映画「岸辺露伴は動かない」の柘植伊佐夫が務める。

 原作ファンの間でも人気のキリコを演じるのは、映画『きみの鳥はうたえる』やドラマ・映画「前科者」、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、ドラマ「ノッキンオン・ロックドドア」(テレビ朝日系)などの石橋静河。キリコは、もはや死のみでしか救われようがない患者のため、揺るぎない使命感を胸に日本では非合法とされている安楽死を秘密裏に請け負う医師。生を与えることで患者を救おうとするブラック・ジャックとは正反対の理念を持つがゆえに、常に対立する宿命的ライバルだ。

 石橋演じるキリコのビジュアルも公開されたが、白髪にアイパッチというインパクト大の出で立ちで一見本人とわからないほどの変貌ぶり。山内はハットにメガネ&髭姿。奥田は顎髭、千葉は白い大きなひげをたくわえ、味方はサングラスを手にしている。(編集部・石井百合子)