●念願の写真集発売「すごくうれしかった」

グラビアアイドルやレースクイーンとして第一線で活躍する名取くるみが14日、1st写真集『チューベローズ』(3,520円 A4判/128ページ KADOKAWA)を発売した。“過去最大露出”に挑戦したという同作の撮影は南国・バリで行われ、開放的な空気のなか、彼女らしい“ダイナミックボディ”を惜しみなく披露している。念願だった1st写真集で全力を出し切るために「あえてありのまま」で撮影に臨んだ理由や、南国ならではの撮影秘話などについて話を聞いた(前後編インタビューの前編)。

名取くるみ 撮影:杉山慶五

○チューベローズの花言葉は「危険な快楽」や「官能的」

――1st写真集発売おめでとうございます! 発売決定時、「やっと、夢にまで見た写真集を出すことができました」とコメントされていましたね。

ずっと念願だったので、すごくうれしかったです。グラビアを始めて6年くらい経つので、これまでにも何度かお話を頂いたことはあったのですが、いつ写真集を出すか、マネージャーさんとも時期を話し合いながら、今回、このタイミングで写真集を出させていただくことになりました。

――「名取くるみがギュッと詰まった一冊」とのことですが、どのような内容に仕上がりましたか?

写真集のタイトルにもなっている『チューベローズ』はお花の名前で、花言葉は「危険な快楽」や「官能的」。私が6月16日生まれなのですが、その誕生花がチューベローズなんです。チューベローズは朝から夕方にかけては普通のお花なんですけど、夕方から夜にかけて、花の香りの中でも最もセクシーと言われているほど強い香りを放つらしくて。 写真集も、だんだんと自分が解放されていくような内容になっています。



――写真集を拝見したのですが、『チューベローズ』というタイトルがぴったりの内容でした。

展開ものが多いので、衣装数の多さも楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

○写真集の撮影秘話「かかないことが自分の中の戦いでした(笑)」

――写真集の撮影に臨むにあたって、何か準備したことはありますか?

これまで、雑誌の撮影などが決まっているときは、頑張って食事制限をしていたのですが、写真を見ると、グラビアらしさといいますか、肉感的な魅力が半減してしまっている気がすることがあったので、今回は、自分にとっての標準を保つようにして、体調管理のほうを優先しました。個人的には、ガリガリじゃなくて、カリカリくらい絞ったほうが好きなんですけど(笑)。やっぱり体重を落としてしまうと、その分、胸のサイズも落ちてしまうし、難しいところなのですが、1st写真集では全力を出し切ると決めていたので、あえて、ありのままで臨みました。

●イチオシはシースルーランジェリーカット「ぜひ拡大して見て」

――撮影はバリで行われたそうですね。日本とは環境が異なる点も多いと思いますが、撮影で印象的だったことがあれば、教えてください。

暖かい国だからか、日本よりも蚊のサイズが大きくて、数もすごく多いんです。自然の中で撮ったカットも多いのですが、虫刺されが気になりました。大切なお尻の部分を刺されちゃったりとか(笑)。今では笑い話にできるんですけど、サイズが大きいからか、かゆさもすごくて! 刺されたのも1カ所じゃなかったので、もし触っちゃったら、赤くなったり、傷っぽくなったりしちゃうと思って、かかないことが自分の中の戦いでした(笑)。



――そんな苦労が(笑)!

あとは、お水にも気をつけました。普段使っているお水と違って、肌に合わないお水だと、肌が赤くなってしまうことが過去にあったので。今回は、軟水のペットボトルを結構たくさん買って、それで顔を洗うようにしていました。

○シースルーランジェリーのカットがイチオシ

――環境が変わると、気にしないといけないこともやっぱり変わるんですね。どのカットもお気に入りだと思うのですが、イチオシのカットを挙げるなら?

シースルーのランジェリーを着たカットは一見、布面積が多いなっていう印象なんですけど、よく写真を見ていただくと、実は結構セクシーなんです。デジタル版も発売されるので、ぜひ拡大して見てみてください(笑)!



――雑誌グラビアとは違う、写真集だからこそのカットですよね。

そうですね。1st写真集ってなったら、どこまで露出したらいいんだろうかとか、いろいろ考えるところではあると思うんですけど、写真集の帯にも“限界露出”と書いてあるように、それくらいありのままの自分を出せたのかなと思います。出版社さんからすると、やっぱり露出は多ければ多いほどいいと思うはずなんですけど、編集担当の方が「え、そこまでやるんですか⁉︎ そこまで頑張らなくてもいいですよ!」と言ってくださったので、変にプレッシャーを感じずに、自分の好きなようにできたのも良かったです。



――写真集の表紙は、名取さんがご自身でセレクトされたものと聞きました。このカットを採用した決め手は?

表紙に選んだものとは別に、もう1枚迷ったカットがあったんですけど、そっちはちょっと表紙から出しすぎちゃってる感があるといいますか(笑)、写真集を開いたときの楽しみが薄れちゃう気がして。タイトルの『チューベローズ』っぽい、官能的な表情ができてるかなと思ったのが、このカットだったので、表紙に決めました。















(C)KADOKAWA (C)GDL Entertainment 撮影/ You Ishii

■プロフィール

名取くるみ

1996年6月16日生まれ。千葉県出身。2021年、「ミスFLASH2021」グランプリを受賞。グラビアアイドルとして、さまざまな雑誌やテレビなど幅広いメディアに出演。2022年、SUPER GT300のレースクイーンチーム「Pacific Fairies」のメンバーとして、国内主要レースカテゴリーに登場したレースクイーンの中から人気No.1を決める「日本レースクイーン大賞2022」でグランプリを受賞し、日本一のレースクイーンに輝いた。また、K-1ガールズとして格闘技イベントのラウンドガールも務めるなど、幅広いメディアで活躍中。特技は料理とダンスと早着替え。2024年度からは、スーパーGTに参戦するTGR TEAM WedsSport BANDOHのレースクイーンを務める「WedsSport Racing Gals」の2024年メンバーとして活動することも決まっている。