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●『れんげ食堂Toshu』と『中華東秀』に「生姜焼きチャーハン」が復活!早速食べてみた

 豊富な町中華メニューをリーズナブルな価格で提供する大人気チェーン『れんげ食堂Toshu/中華東秀』では、昨年4月に販売して大好評を博した「生姜焼きチャーハン」を期間限定にて復刻。ボリューミーかつ美味しい味わいを求めるお客さんから、多くのオーダーを受けている模様です。

 丸大豆しょうゆとみじん切り生姜を使用した特製の黄金比の生姜焼きダレで豚バラ肉と玉ねぎを炒めたお店の人気定番料理「生姜焼き」1食分を、看板メニューの「チャーハン」にどーんと乗せた豪快な一品。味変としてマヨネーズが添えられ、店内飲食時は通常のチャーハンと同様にわかめスープが付いてくる充実した構成となっております。

 鉄板級の安心感を備えた両品が一体化したメニューであり、それが1年を待たずして復活するほどの人気を獲得していた「生姜焼きチャーハン」。気になるテイストを詳しくレポートさせていただきます!

「生姜焼きチャーハン」を実食!

「生姜焼きチャーハン」979円(税込)。+88円(税込)でチャーハンを大盛りにすることができます

 タッチパネルでオーダーを済ませ、待つこと約5分で軽快な音楽に乗せて配膳ロボがメニューを運んできました。チャーハン、生姜焼きともに1人前というだけあって、見た目のずっしり感もなかなかのもの。これはいい感じでテンションが上がります。ではさっそく、チャーハンの方から食べていくことにしましょう。

チャーハンは安定のパラパラ感。油は気持ち控え目に感じます

 お店のチャーハンは、既に何度も実食しており、味の記憶へのリンクは万全。抑え気味の塩気、口の中でパラっとほどけるご飯、刻まれたチャーシューとネギ&かまぼこ、しっかり量が入っている玉子と、変わらぬ構成と変わらぬ味わいです。…いや、いつもよりは若干ですが、油感が少ないような気がします。パラっとはしていますが、しっとり感が微妙に足りてない感じ。ひとまず、ここでの評価は保留にしときます。

生姜焼きは豚バラと玉ねぎで構成。特製ダレの塩梅がまあ絶妙

 続いては生姜焼き。『東秀』のメニューでいただくのは実は今回が初めて、果たしてどんな仕上がりに……あ、うめえ~(笑)。豚バラと玉ねぎの2種類だけのシンプルな構成で、特製ダレのベースとなっているみじん切りの生姜の姿も確認できました。醤油感はそれほど前には出て来ず、生姜の風味と甘目の味わいが全体の美味しさを底上げする絶妙な塩梅。なるほど、黄金比を謳うだけのことはあります。チャーハンがバクバク進んじゃいます。

 そして侮れないのが添えられたマヨネーズ。酸味とコク、油分が、チャーハンと生姜焼きの一体化を強力に推し進め、ワンランク上の美味しさへと昇華させてくれます。

マヨネーズを添えていただくと一体感と美味しさが急上昇!

 そして、弱く感じていたチャーハンのしっとり感が、生姜焼きの油とマヨネーズのおかげで全く気にならなくなってる! 油加減がちょうどよく、一緒に食べても油っクドくないんです。うーん、ここまで計算ずくだとしたら、恐れ入りましたと平伏するしかありません。

 単に厨房の方が意図せずに、たまたま油を少なめにしちゃった的な結果によるものでないことを心の底から祈りたい…。器とレンゲに引っ付いていたご飯粒までしっかりと平らげ、わかめスープをグイッと飲み干してフィニッシュ。よーし食った食った、ごちそうさまでした!!

まとめ

+484円(税込)で、セットのチャーハンを「生姜焼きチャーハン」に変更可能(※半チャーハン・おこさまチャーハンを除く)

 油感に弱さを感じたチャーハンのひと口目、ふた口目こそ少々不安になりましたが、生姜焼きを食べてからは状況が一変。味の強い両品が合わさっても濃すぎず、薄すぎない絶妙な塩梅の味加減に加え、マヨネーズによる味変(というよりも旨み要素)がプラスされたこと、そして通常盛りでも充分すぎるボリューミーさと、最後の最後まで非常に美味しくいただくことができました。

 安心の鉄板メニューは、ひとつの器にまとめて乗せても美味しさが変わることナシ。それを確認するだけでも食する価値は大いにアリといえる「生姜焼きチャーハン」で、充実の一食を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

生姜焼きチャーハン

期間:2024年2月19日(月)~ ※期間限定・なくなり次第販売終了
販売:『れんげ食堂Toshu/中華東秀』全店舗
https://www.toshu.co.jp/renge_toshu/index.html