新しき港区を担う実力店7選！カジュアルに美食を楽しむ、大人の行きつけに
旧来の港区レストランといえば、艶やかで豪華なスタイルが主流。
しかし今、料理もシェフも一流だが、カジュアルな雰囲気で美食を楽しめる店が増えているのだ。
大人たちを魅了する、新しき港区を担う実力店を厳選してご紹介！
1．変貌する虎ノ門に佇む、しっぽりイタリアンの親密な距離
『Attivo』＠虎ノ門
「虎ノ門ヒルズ」から徒歩1分という距離感ながら、メインの通りから一本入った通りにあるため、落ち着いた佇まいを見せる
2023年秋、4つ目のタワーが完成し、新たなフェーズに突入した「虎ノ門ヒルズ」界隈エリア。
高層ビル群の麓で、センス溢れるイタリアンが密かに賑わう。
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再開発が進み、話題の虎ノ門。
商業施設内の有名店に目が向きがちだが、そんな街だからこそ、アットホームに楽しめるレストランは知っておきたい。
実力派シェフが、カウンターの向こうで気さくに微笑む
「お客様と親密に付き合いたくて、深夜までお客様のいる街を選びました」と坂川光平シェフ。その親しみやすい人柄も人気の理由
『Attivo』は、『アロマクラシコ』『トラットリア シチリアーナ・ドンチッチョ』『アルヴェアーレ』を経験したオーナーシェフの坂川光平さんが腕を振るうイタリアンだ。
目が届く広さのオープンキッチンにした理由を聞くと「“ドンチッチョ”時代にお客様の顔を覚えて話をしながら料理をするのが楽しくて。独立する時もそのスタイルにしたかったんです」とほほ笑む。
実際にシェフとの会話を楽しむゲストが多く、予約もカウンターから埋まっていく。
3つの人気店で磨きあげた実力を、かしこまらずに楽しめる幸せ
料理には修業時代に見つけて惚れ込んだ食材を使用。生産者と密にやりとりすることを大切に、旬の食材を送ってもらっている。
イタリアンは素材をシンプルに活かす方法もあるが、フレンチのように下味を付けたりソースをかけたりして主張のある料理にするのが坂川流。
「フレッシュポルチーニのリゾット」の米は、ふっくらしていながら輪郭のある北海道産「ふっくりんこ」を使用。
パスタやリゾットはコース7品のうち3品を占めることもあるほど昔からの得意料理だそう。
“ドンチッチョ”時代に出合った、北海道産いけだ牛のステーキ。きめ細やかな食感と赤身の旨みが魅力。すべて「おまかせコース」（12,000円）より
アラカルトでは、ワインに合う一品が多数！
また、早い時間はコースのみだが、21時以降はアラカルトで深夜3時まで楽しめる。
サルシッチャを詰めた「ジャンボマッシュルームのオーブン焼き」（2,800円）は香りと肉厚な食べ応えが魅力の定番メニュー。
会津産馬肉をローストしたアーモンドとバルサミコで仕上げた「馬肉のタルタル」3,200円。
ダークな風合いのブルーの壁がシックな印象。飾られたオブジェや写真もセンスを感じさせる。店内の至るところに、坂川シェフセレクトのイタリアワインや食後酒が置かれている。ワインはグラス 1,200円〜、ボトル 6,000円〜
どんなデートでも使える頼もしい一軒だ。
【彼女の評価が爆上がり！】
話題のスポットに立ち寄れる立地が嬉しい
2023年10月、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が完成。
ギャラリーやホールを有する「TOKYO NODE」や、27店舗の飲食店や雑貨店が入る「T-MARKET」があり、ぜひ覗いてみたい。
■店舗概要
店名：Attivo
住所：港区西新橋3-2-2 植竹ビル 1F
TEL：080-9431-0708
営業時間：18:00〜（L.O.25:00）
※21:00以降アラカルトのみ
定休日：日曜
席数：カウンター7席、テーブル8席
2．彼女も喜ぶご褒美ディナーはヘルシーな肉尽くしで決まり
『虎ノ門ノ羊ノ門』＠虎ノ門
虎ノ門と新橋のちょうど中間。外から見ると純然たる和食店の風貌で、彼女の期待値を上げる。虎ノ門の外れにポツンと佇む凛とした空間がそっと上質を物語る
羊の雄が挑む週3限定の“割烹スタイル”で概念が変わる！
お肉はお肉でもヘルシーな羊尽くしをご提案する『虎ノ門ノ羊ノ門』。
手がけるのは、プレミアムな羊肉の魅力を伝え続ける『羊サンライズ』の面々だ。
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今日はふたりでお腹いっぱい楽しみたい。そんな時に罪悪感ゼロのご馳走として、提案できる最適解が羊肉。
しかもこちらは予約困難店で知られる『羊サンライズ』初の割烹スタイルとサプライズな点も申し分ない。
月木金の週3日6席だけの特等席で提供されるのは、羊のみのおまかせコース。
滅多に出合えない国産羊を、多様な調理法で味わい尽くす
コースの始まりにその日使われる羊を披露される。この日は北海道せたな産のホゲット
使用するのは、日本でもわずか1％しか出回らないという国内産の羊肉や、“世界で一番ピュアな場所”と称される豪タスマニア産の羊肉。
特に国内産の羊は全国に28人いる羊飼いから届き、ラムとマトンの間の「ホゲット」という超希少な時期の羊がいただける。
コースの内容はジンギスカンと火鍋以外は日替わりで、オーナーの関澤波留人さんや、羊を知り尽くしたスタッフが調理。
それぞれのメニューは『TACUBO』田窪大祐シェフや『No Code』米澤文雄シェフなどが監修している点も見逃せない。
一頭買いしたホゲットのお腹やすねの肉を使用した「ユッケ」。
鮮度が良く、驚くほどクセがなくミルキーな味。
田窪シェフに焼き方を教わったという「ラムチョップ」。
塊のままジンギスカン鍋でじっくり火を通していく。外は香ばしく、中にはしっかり旨みが閉じ込められている。
羊の塩煮込みを意味するモンゴル料理「チャンスンマハ」。
ラムチョップの周りの美味しい脂身を使った「ルーロー飯」。
中国東北地方の正式な「火鍋」は羊肉を使う。地元に伝わるレシピを知るスタッフによるもの。
料理はすべて「おまかせコース」（18,000円〜）より。
店内は白木の落ち着いた雰囲気。カウンター内でジンギスカン鍋を使って肉を焼き上げるので、その様子も見て取れる
こうした一品が鮨店のような落ち着いた白木のカウンター越しで調理され、それぞれに相応しい焼き加減で提供される。
国内産の鮮度の高いものは、生やレアの焼き加減でもいただけ、その味わいたるや衝撃が走るに違いない。
未知なる羊の世界に足を踏み入れれば、きっと彼女も虜になるはず。
【彼女の評価が爆上がり！】
羊に見立てたスイーツが愛らしい
最後のスイーツまで羊尽くし。羊乳を使ったアイスクリームは口当たりあっさりなのに余韻が長い。
抹茶で牧草地、クッキーで土が表現されていて、彼女が思わず笑顔になるだろう。
■店舗概要
店名：虎ノ門ノ羊ノ門
住所：港区新橋4-31-6 グランデ新橋ビル 1F
TEL：03-6721-5432
営業時間：18:00〜
定休日：火曜、水曜、土曜、日曜
席数：カウンター6席
3．レトロ映えする30sスタイルで、モダン中華という大人の選択
『中国菜 華丘房』＠白金台
高輪の高台に位置する伊皿子坂上にあり、高級住宅街に隣接した静かなエリアだ。2階へ上がる階段にさりげなく看板がかかるのみで、通りすがりなら見逃してしまいそうだ
高級住宅街でひっそりと腕を振るうベテランの頼り甲斐
高輪の高台で、温かな接客と体にしみいる優しい中華を供する『中国菜 華丘房』。名店で料理長を務めた実力派の腕前に迫る。
◆
東京を代表するヌーベルシノワの名店『トゥーランドット（現トゥーランドット 臥龍居）』で料理長を務めた丸山輝雄さん。
店を開くにあたって選んだのは高輪の伊皿子坂上という静かな場所。パートナーの渋川迪子さんとふたりで目が届く、こぢんまりした空間だ。
「オールド上海」時代をイメージした、お洒落でコージーな空間がいまっぽい
大きなモネの絵が飾られ、邸宅のような優雅な雰囲気を演出
イメージは1930年代のオールド上海。
古典的な鳥かごや印象派の絵画など異国情緒たっぷりのインテリアが置かれ、温かみのあるレトロ映えした店内に。
レトロなフォルムのランプが放つ光が、温かみのある空気感を生む
What's オールド上海？
多くの外国人が住み、国際都市として栄えた1930年代の上海。
欧米文化と中国文化が絶妙に混ざり合い、異国情緒漂う魔都としてアジアに君臨した。
紹興酒のボトルや丸窓など古き良き上海をイメージしている。
フランス料理に影響を受けたヌーベルシノワらしく優美なテーブルセッティング。器はヨーロッパの名門ブランド「ヘレンド」など、美しいショープレートが並ぶ
名だたる名店を担ってきたシェフによる心地良い「ひと皿の調和」
コースが1万1,000円と設定しているのは肩ひじ張らずに気軽に来て欲しいという気持ちの表れ。
ひと口サイズのご馳走が宝石のように並ぶ前菜を見れば、それがどんなに手間と技術をかけているか分かるから、この価格は良心的。
「彩々前菜盛り合わせ」。楽し過ぎる前菜は、くらげの和え物、ゆり根とブドウのヘーゼルナッツソース掛けなど14種類も盛り合わせに
「野菜や魚介など、旬の素材をなるべく料理に活かしたい」と丸山さん。秋冬にはジビエも使い、和食顔負けに季節の味覚を盛り込む技も高い。
そしてまた、調味料はできる限り手作りで化学調味料は不使用。脂を控え、素材の味をきれいに引き出している。
そんな軽やかな中華にスパイスのさわやかさが加われば、まさに女性好みの味わいに。
シグネチャーの「トロ豚角煮の黒酢の酢豚 旬菜添え」。箸で崩れるほど煮込んだ角煮を酢豚に。
麺は日替わりで、この日はごぼうの旨みたっぷりの「香り麺」。すべてコース（11,000円）より
ベテランシェフの新店は日常のデートを盛り上げる狙い目の一軒となりそうだ。
【彼女の評価が爆上がり！】
スパイスの魔法で女性を虜に
スパイス好きという渋川さんがシェフに知恵を貸し、中華を超えた約20種類の多彩なスパイスを駆使する。
南国のエッセンスが加わり、エキゾチックな香りを放つ料理は女性ウケも抜群。
「フラッと気軽にいらしてください」
中華料理の巨匠・脇屋友詞シェフの下で腕を磨き、長年片腕として活躍。その後、料理長を経て、現在のスタイルを開拓した。
■店舗概要
店名：中国菜 華丘房
住所：港区高輪2-1-62 パネーラ伊皿子 2A
TEL：03-6432-5647
営業時間：18:00〜（L.O.21:00）
定休日：火曜
席数：カウンター4席、テーブル10席
牛の一頭買いだから成せる大人のふたつの選択肢。スタイリッシュに楽しむ夜はイタリアンか焼肉で
お肉の質は超一流。それらを、カジュアルに、かつデートで楽しめる2軒が青山で話題を呼んでいる。
仕掛けたのは気鋭のシェフだ。
4．話題のカウンターイタリアンで最高の赤身で味わう
『malca』＠外苑前
アートも飾られた洗練された店内。個室も完備
カウンターで極上の炭焼きイタリアンがいただける『malca』。
こちらが北野シェフ。「一頭買いは10年前からの構想。これによって生産の仕組みの常識を変えたい」と思いは強い
薪焼きの名店『TACUBO』出身の北野 司シェフが焼き上げる肉をアラカルトで注文できる気軽さや、得意のパスタで瞬く間に人気店の仲間入り。
オープンから1年で外苑前の顔になった。
最高の火入れで、肉汁を蓄えた美しき断面に見惚れる
「本日の炭火焼き 兵庫県 西脇 純血但馬血統 山崎牛内モモ」10,000円。
内モモは本来あっさりした部位だが濃厚な味わいに。
炭火焼きは、30〜40分かけて丁寧に焼かれる。
パスタも炭火焼きと人気を二分する一品。「サルディーニャ島カラスミバターのスパゲットーニ」3,600円。
オリーブオイルとバターを絡めることで、カラスミの味が一層引き立つ。最後にかけるライムの清涼感も心地良い。
【彼女の評価が爆上がり！】
一杯目は心が沸き立つマグナムボトルで
一杯目のグラススパークリングは、女性が喜ぶマグナムボトルにしているというから、ぜひオーダーしたい。
冒頭から華やかな気分で、非日常に浸って欲しいという思いからだとか。
■店舗概要
店名：malca
住所：港区南青山2-27-16 篠塚ビル B1F
TEL：03-6804-3748
営業時間：【水〜土】ランチ 12:00〜15:00
ディナー 18:00〜（L.O.23:00）
【火】17:00〜（L.O.23:00）
定休日：日曜、月曜
席数：カウンター8席、個室2
5．極上の焼肉でとろけるサシを堪能する
『焼肉もちお』＠外苑前
店内は赤と黒を基調としたセンス溢れる空間。牛にまつわるアートなども飾られており、焼肉店らしからぬスタイリッシュさ
赤を貴重にしたスタイリッシュな空間
その北野シェフが2023年8月、新店を青山にオープン。イマドキな空間のお洒落さこそ似ているが、それがまさかの焼肉店なのだ。共通項は“神戸牛”だという。
「神戸牛を一頭買いしているため、イタリアンでは赤身やヒレを主に、焼肉では霜降りを始め、オールラウンドに使っています」
しかも、この一頭買いも、牧場に足を運んで契約をするこだわりよう。
「神戸牛本来の美味しさは旨みの強さとサシの軽やかさ。牧場と契約することで、無理に太らせることなく、きめ細かいサシの入った最高の神戸牛が手に入ります」とシェフ。
右が「本日の特選部位 神戸牛 山崎牧場 ザブトン」3,800円、左が「厳選霜降り神戸牛 山崎牧場 上霜降りカイノミ」2,800円。料理長の阿部さんが肉の個性を見極め、最適なカットを施す
この価値を日々感じているのが、『焼肉もちお』料理長の阿部翔太さん。
「和牛の祖先・但馬血統の神戸牛を触れるのは貴重なこと。生体のまま買い付けるなんて東京でも珍しい。それを活かすべく、無化調のタレにこだわっています」と胸を張る。
軽く炙るように焼くのが正解。
一品料理も充実！
オリジナルの一品料理も充実。
人気の「淡路島産 釜揚げしらすと青唐辛子のチム」（1,500円）はふわふわの食感。
「常陸野ネストビール」の木内酒造で造られたウイスキー樽から注がれる「自家製樽熟成日の丸ハイボール」1,000円
青山デートの贅沢な選択肢。どちらを選んでも彼女の笑顔は約束されるはずだ。
■店舗概要
店名：焼肉もちお
住所：港区北青山3-5-2 EVOL青山 B1F
TEL：03-6804-6168
営業時間：17:00〜（L.O.26:00）
定休日：日曜、月曜
席数：カウンター8席、テーブル2席、個室2
6．“行きつけリスト”に加えたい、クラシックフレンチの安定感
『La couleur d’ete』＠乃木坂
シンプルで適度にカジュアルなダイニング。店内はテーブルふたつに、シェフの調理を目前にするカウンターがひとつ。店内はダークトーンでシックにまとめられていて、落ち着く。アットホームさも漂う空間は何度も訪れたくなる
仰々しいテーブルクロス皆無なカジュアルさにホッとする
グルメな大人であれば、各ジャンルの“行きつけ”リストを持っているはず。
重厚なフレンチを、とはいえ気軽に楽しみたいなら、路地裏の一軒が狙い目だ。
◆
自身の“行きつけリスト”で、フレンチの枠が空いていたら―。
乃木坂の路地裏に、今年ひっそりとオープンした『La couleur d’ete』がオススメだ。
藤井シェフは、「落ち着いた大人の街で、コースだからこそできるフランス料理の世界を表現したい」と現在のスタイルに
オーナーシェフの藤井トモヒロさんはフレンチひと筋。
フランスでもランスやストラスブールなど、あえて地方に出向き、現地で地方料理の真髄を学んだ。帰国後は銀座『カーエム』などで修業し、都内にビストロを開業。
独立して15年が経ったいま、コロナ禍を契機に、「もっと自分のやりたいことを」と乃木坂に移転を果たし、フランスの伝統的な料理を提供する。
ひと息付きつつ、味の深さを感じる冬の定番・ポタージュ。「寒い季節は温かいスープでホッとして欲しい。大好きなんです」と、温泉卵を忍ばせたきのこのなめらかなポタージュ「大地のブルーテ 68℃の卵」を用意。トリュフパウダーで贅沢な香りをまとわせ、ごぼうのフリットで食感をプラスした
料理はコースのみだが、メニューを見ればポタージュやパイ包み焼きなど、どこか懐かしい。
「昔ながらの料理ですが、どこかにいまっぽさや、分かりやすさ、日本らしさを表現したいと思っています」と藤井シェフ。
王道感にニヤリとする美しいフォルムのパイ包み。「ロッシーニのパイ包み焼き」は、「パイ生地をサクッと香ばしく、フィレは完璧なロゼに焼き上げる。目新しさはないけれど、フランス料理の技術の粋が詰まった逸品」とシェフ。コース＋ひとり3,000円（2人前からオーダー可能）
たとえば「ロッシーニのパイ包み焼き」。この時期は、ジビエを使うことが多いが、あえて国産牛のフィレを選ぶ。
「フランス料理に慣れていない方でも安心して楽しんでいただけるように、親しみやすい牛肉のメニューを多めにしているんです」
意外な調理法に驚く穴子のワイン煮込み
うなぎを使ったフランスの伝統的な料理「マトロート」にヒントを得たひと皿。
「赤ワインに負けない、力強い味わいの魚料理です。今回は大ぶりの穴子を使ってみました」。もち麦とごぼうのリゾットを詰めている。
「ポタージュ」と「穴子のワイン煮込み」の2品は12,980円のコースより。
テーブルの引き出しには「シャトーラギオール」などのカトラリーがズラリ。選ぶのも楽しい
そんな気遣いが随所にみられる店だから、安心して彼女をエスコートできる。
確実に、頼れる存在になるはずだ。
【彼女の評価が爆上がり！】
小道を入った住宅街のお忍び感のある立地
乃木坂駅近辺は、港区でも特にお店が少ない住宅街エリア。彼女を連れ出せば、「こんな場所に？」と驚くに違いない。
待ち合わせは、乃木坂駅3番出口か、「東京ミッドタウン」がオススメ。
■店舗概要
店名：La couleur d’ete
住所：港区南青山1-19-14 メゾンデュパンソー CD号室
TEL：090-6814-4947
営業時間：ランチ 12:00〜（L.O.13:00）
ディナー 18:00〜（L.O.21:00）
定休日：不定休
席数：テーブル6席、カウンター2席
7．イタリアで名声を手にしたベテランシェフに出会える幸せ
『Le Api Osteria』＠西麻布
外のテラスは食事前の一杯を軽く飲むスペースとしても利用可。「大人が楽しめる場にしたいので、気軽に立ち寄ってほしい」と松本シェフ
飛行機に乗らずとも名人の技がひと皿から楽しめる！
外苑西通りから1本入った細道で異彩を放つ黒のファサード。その店を手がけるのは、イタリアの第一線で活躍してきたシェフだ。
◆
2022年10月、西麻布2丁目にオープンした『Le Api Osteria』。外から見える店内は高級感満載。
モノトーンでまとめられた空間には、古いイタリアの歌謡曲がBGMとして流れ、カジュアルな雰囲気に貢献。あえてテーブルクロスはせず、肩肘張らない空気を作り出しているそう
このお店を手がけたのが、松本良英シェフ。
キャリアの多くをイタリアで過ごし、オープンからわずか11ヶ月で星を獲得したミラノの人気店『D’O』では、オーナーシェフの右腕として活躍。
その後、ミラノで独立を果たし、トップシェフとして名声を得た。
当時は各種メディアや著名人との交流も！
イタリアに旋風を巻き起こした立役者として取材されることも多々。
店にはアラン・デュカスやイタリア料理界の巨匠・故グアルティロマルケージなど大物との写真も
巨匠たるシェフが目指すのはラフに楽しめるオステリア
そんな松本シェフが西麻布でチャレンジするのが、「大衆的なトラットリアから高級リストランテまでを網羅した、進化系の“ネオ オステリア”」だという。
「デートで、パスタとワイン一杯だけでも全然良いです」と語り、コースだけでなく、アラカルトも用意。
美しく独創的な料理の数々をサクッとアラカルトが嬉しい
ミラノの自身の店時代から、作り続けるスペシャリテ「オッソブーコ」2,600円。
牛のスネ肉を煮込んだミラノを代表する郷土料理を再構築。レモンとローズマリーが美しく香るひと皿へと仕上げている。
フレンチでの経験を活かした、デーツ入りの酸味の効いたエストラゴンのソースといただく「鶉のサルシッチャ詰め」4,600円。
食材はできるだけイタリア、ヨーロッパ産にこだわる。
ワインはすべてイタリアのもので統一。グラスでも10種類以上を用意するため、ワインバーとしての利用もできる。グラス 1,500円〜、ボトル 8,000円〜。ワインペアリング4種 7,000円〜
「美味しいものはいくら食べたって飽きない。そして、食事は金銭の多寡ではなく、誰と食べるかが大事。だから、僕がここで目指すのは、食べ疲れる料理ではなく、会話が弾む料理なんです」と思いを語る。
ふたりで訪れれば、笑顔のシェフが最高の料理でもてなしてくれる。
【彼女の評価が爆上がり！】
季節ごとのデザートが最高に美味
シェフが手がける絶品デザートは女性が必ずや喜ぶ逸品。
内容は季節で変わり、秋冬は「モンブラン」1,600円。ミラノ時代からの名物でヨーロッパ各地からゲストが訪れていた程。
24歳でフランスに渡り、各地で修業後、イタリアへ。ミラノの名店『D’O』のオーナーシェフ、ダヴィデ・オルダーニさんと出会い、開店以来、二人三脚で腕を振るってきた。
その後、ミラノにて自身の店であり、現在と同名の『Le Api Osteria milano』を開店。その後、コロナ禍のロックダウンを機に単身帰国。2022年に西麻布で再始動。
■店舗概要
店名：Le Api Osteria
住所：港区西麻布2-8-7 サングラータ西麻布�� 1F
TEL：050-3091-6419
営業時間：17:00〜（L.O.22:30、コース L.O.21:30）
定休日：日曜、月曜
席数：テーブル20席、カウンター6席、個室1（6席）
▶このほか：好きな握りを選んで味わえるコースが新しい！大人の心を掴む、西麻布で話題の鮨店へ
