「調理」も「暖まる」もパネルで調節!二次燃焼系焚き火台に新構造タイプが登場!
アウトドアやキャンプが好きな人なら、一度は耳にしたことがあるであろう“二次燃焼式”の焚き火台。燃え残った未燃焼ガスに高温の空気を送って再燃焼させる二次燃焼は、「火力が強い」「煙が少ない」「片付けがラク」などのメリットがあるものの、一方で「薪の消費が早い」「燃えている薪が見えない」「暖まりづらい」といったデメリットも。
そこに目を付けたのが、1953年創業の金属加工の総合メーカー・三陽製作所。長年培ってきた技術とノウハウを生かして金属製品の魅力を発信する、自社ブランド・UMの第一弾として、二次燃焼のデメリットを克服した革新的な焚き火台「UM Fire Pit」(2万8800円〜 12月25日現在)をリリース。現在、Makuakeにて先行予約を受付中です。
焚き火台は組み立て式になっていて、完成させると八角形の筒状に。なお、組み立て時のサイズは250×250×358mmで、重さは約5.5kgになります。
ポイントは八角形の外装が、パネル構造になっていること。パネルを取り外して燃焼をコントロールすることが可能です。料理をする時などは、8枚のパネルをすべて取り付けることで十分な二次燃焼を発生させ、強い火力をキープできます。
パネルを1〜2枚取り外せば適度な二次燃焼になるため、薪がすぐ燃え尽きてしまうことがなく、燃焼時間を伸ばすことも。一部のパネルを外した状態なら、着火や薪を追加することがラクになるだけでなく、薪が燃えている様子を眺めることができ、雰囲気もバッチリ。筒から炎が立ち上る様はスウェーデントーチのような趣もありますよね。
さらに、一部のパネルを外した状態では、残ったパネルが遠赤外線を反射するリフレクターの役割を果たすため、焚き火台の前に立てば足元からしっかり暖を取ることができます。なお、すべてのパネルを外しても通常の焚き火台として使うことが可能です。
雰囲気のある見た目もこの焚き火台の魅力。外装の表面は、鉄を一定の温度と時間で熱することで生じる黒皮皮膜を纏っていて、金属らしい落ち着きのある自然の黒色に。使用後に水分をふきとって油を塗布するなど、定期的にメンテナンスを行えばサビの発生を抑えるだけでなく、鉄ならではの独特の風合いに深みが増し、その表情の変化を楽しめます。
一方、火の当たる内側と灰受け皿には、耐食性のあるステンレスを使用。こちらも繰り返し使って熱されることで、ブロンズ色の美しい皮膜がさまざまな表情を魅せてくれます。
焚き火台以外には、熱による地面への影響を抑える専用のベース、パネルの上部に固定できるゴトク、焚き火台をコンパクトに収納できる専用バッグが付属。専用バッグには、灰受け皿をそのままスッポリ収納できるポケットも付いています。
燃焼をコントロールできて、暖が取れて、雰囲気もたっぷりな焚き火台があれば、より焚き火やキャンプが楽しくなるはずです。
>> Makuake
<文/&GP>
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