元Jリーグ助っ人がアーセナル時代に経験した「最大の後悔」 欧州最高峰の舞台で「残り13分だった」
フレドリク・リュンベリ氏、CL決勝でバルセロナに敗戦を経験
元スウェーデン代表で、Jリーグの清水エスパルスでもプレーしたフレドリック・ユングベリ氏がイングランド1部アーセナル時代に経験した「人生最大の後悔」を明かしている。
英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
母国スウェーデンでプロキャリアをスタートさせたユングベリ氏は1998年にアーセナルに加入。2003-04シーズンにプレミアリーグで無敗優勝を果たした“インビンシブルズ”の主力選手として活躍した。2011年から12年にはJ1清水でもプレーしたことで知られる。
ユングベリ氏がプレーしていた当時のアーセナルはまさに黄金時代で、元フランス代表FWティエリ・アンリや元オランダ代表FWデニス・ベルカンプ、元フランス代表MFパトリック・ビエラ、同MFロベール・ピレスなど各ポジションにスター選手を揃えていた。
しかし、ユングベリ氏はこのアーセナル時代に大きな心残りがあるという。それが2005-06シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、バルセロナに1-2で敗れた試合だ。
「2006年の決勝戦は私にとって最大の後悔だ。違う結果にできたはずだと100回は考えた。悔やまれるのは2点目を決められなかったことだ。クラブにとって魔法のような存在だったティエリ(アンリ)にはチャンスがあったんだ。試合後に(バルセロナの)ジオ・ファン・ブロンクホルストには『君らが2点目を取っていたら諦めていた』と言われた。もちろんこれは人生最大の後悔だ。最も大きなタイトルまで残り13分だった。僕はこの後悔を抱えたまま死ぬことになるかもしれない。今でも感情が傷つけられるよ」
フランスのスタッド・ド・フランスで行われた決勝戦、アーセナルは前半18分にGKイェンス・レーマンが退場して数的不利を背負ったなか、同37分にDFソル・キャンベルのゴールで先制。終盤までリードを守っていたが、後半31分にFWサミュエル・エトーに同点弾を許すと、その5分後にDFベレッチに勝ち越しゴールを決められ、逆転負けでタイトルを逃した。
アーセナルで充実の時を過ごしたユングベリ氏だが、このCL決勝での敗北は今も胸を締め付ける思い出となっているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)