こちらはアメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「Juno(ジュノー)」に搭載されている可視光カメラ「JunoCam(ジュノーカム)」を使って撮影された、木星の北半球にある「Jet N7(ジェットN7)」と呼ばれる領域です。明暗境界線の近くで複雑に渦巻く雲の様子が捉えられているのですが、偶然にもこちらを見ている顔のような模様が描き出されているのがわかりますでしょうか。


【▲ 木星の北半球に現れた“顔”を思わせる雲の模様。アメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「Juno(ジュノー)」の可視光カメラ「JunoCam」で2023年9月7日に撮影(Credit: Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS; Image processing by Vladimir Tarasov)】


JunoCamの画像は一般の人々が利用できるように順次公開されていて、数多くの市民科学者が様々な画像を作成しています。冒頭の画像はJunoによる54回目の木星フライバイ(近接通過)「PJ54(Perijove 54)」が実施された日本時間2023年9月7日に木星の北緯約69度・高度約7756kmで取得されたデータをもとに、市民科学者のVladimir Tarasovさんが作成・公開しました。


NASAは毎年この時期ハロウィンにちなんだ天体画像を紹介していて、過去には「顔に見える特異銀河(Arp-Madore 2026-424)」「どくろに見える惑星状星雲(NGC 246)」「ジャック・オ・ランタンを思わせる太陽」などを取り上げています。今回の画像は「NASAのJunoミッションで見つかった木星の不気味な“顔”」として、NASAのジェット推進研究所(JPL)などが2023年10月25日付で紹介しています。


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Source


NASA/JPL - Just in Time for Halloween, NASA’s Juno Mission Spots Eerie “Face” on Jupiter

文/sorae編集部