「2度、蹴りを食らわされた」久保建英がマドリー元同僚にこぼした“不満”。ソシエダ番記者は多発するファウルに苦言「突破を止められないからといって、何をしてもいいわけではない」【現地発】
レアル・ソシエダを牽引するタケ・クボ(久保建英)について、気になっていることがある。 1−2で敗れた先週日曜日のレアル・マドリー戦後、タケはアンドリー・ルニンを含む数人の元チームメイトと談笑する中、オーレリアン・チュアメニやトニ・クロースの名前を挙げて、「2度、蹴りを食らわされた」と打ち明けた。 冗談などではない。不満の吐露だ。とりわけ「どんな形であれ止めなければならない」というカルロ・アンチェロッティ監督の指示を受けた後半は、各選手のアグレッシブさが増し、タケはその餌食になった。【動画】久保が「蹴られた」と不満をこぼしたクロースのファウル
ただでさえ連戦が続きコンディションの調整が難しい中、その打撲の応急処置もしなければならない。 数年前、ラ・リーガではリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドを守るために、危険なプレーを厳しく取り締まるべきという論調が広まった。そろそろタケに対しても同様のキャンペーンを展開してもいい頃だろう。 今やタケは、ラ・リーガを代表するアタッカーだ。彼のような魔法をかけられる選手はサッカー界の宝でもある。その突破を正攻法で止められないからといって、何をしてもいいわけではない。 声を大にして言う。タケを危険なプレーから守らなければならない。取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)翻訳●下村正幸