22日(金)の天気分布予想

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秋雨前線の通過により、21日(木)の山口県は午前中心に所々活発な雨雲が通過し、1時間30ミリを超える激しい雨となった所もありました。午後は活発な雨雲は県内から抜けたものの、弱い雨雲は所々に残っています。

気象衛星で雲の様子を見ると、日本列島を通過する秋雨前線の北側…朝鮮半島付近にも雲の帯が広がっています。秋のカラッとした空気は、この雲の帯より、まだ北にあるようで、これが県内にやってくるまで、もう少々時間がかかりそうです。

22日(金)にかけては、まず今、朝鮮半島付近に広がる雲が南下し、山口県は大きな天気の崩れまではないものの、雲が多めの空で、わずかながら、にわか雨の可能性もあります。
まだ空気も少しジメジメしそうですが、23日(土)にかけては次第に雲は取れて、北からの秋の空気が流れ込んでくる見通しです。

今週末はカラッとした空気の肌触り、そして朝晩ヒンヤリすることでも秋本番を感じることになりそうです。しかし、まだ来週にかけて最高気温30度以上の真夏日は多く、さらに来週半ば頃は朝晩も今ひとつ気温が下がりにくく、ここ最近のようなムシムシ、ジメジメした空気が戻る見込みです。その後、来週末、10月に入るあたりから再びカラッとした空気へ…と、もう少しの間は、夏の終わりと秋の入り口を行ったり来たりの状況が続く、とみられます。

お彼岸を迎え、基本的には秋の装いへと衣替えは進めていきたい時期ですが、時には袖をまくるなど柔軟に体感温度を調節していく心構えを持って、過ごしていきましょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)