“ポツンと一軒家”住人が明かす、現代では想像もできないような“60年前の暮らし”

写真拡大 (全4枚)

日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。

9月17日(日)は、ゲストに六角精児とえなこを迎えて放送される。

熊本県の南部、深い山の奥で森を背負うように建つポツンと一軒家を発見! 家の前には川が流れているようで、川の対岸には道もはっきりと確認できる。

一面に広がる茶畑を見渡す道を越えると、やがて最寄りの集落が見えてくる。捜索隊は作業中の男性に声をかけ、さっそく衛星写真を確認してもらうことに。

すると男性から「ここに一軒だけ家がありますよ。谷川が流れていてね。60代の男性が、お姉さんお母さんと3人で暮らしていらっしゃいます」という、かなり有力な情報を入手する。

さらに、「このあたりには家が一軒しかないから」と詳しく道も教えてくれた。

教えられたとおりに一軒家を目指して山へと入っていく捜索隊。その先には深い山々が延々と続いている壮大な景色が広がっており、六角は「山の中に突っ込んでいくような道ですよ!」と驚きを隠せない。

それは実際に深い森をいくら越えてもたどり着かない山深い道を行く捜索隊も同じ思いだ。「この先に家があるような道とは思えないですね…」と不安を募らせていくと、山道の崖下に建物を発見する。

そこは、深い森の中に佇む一軒家で、清流を見下ろすように建てられていた。

ポツンと一軒家で迎えてくれたのは、元気で若々しい93歳と70歳の母娘。「昔は、ここに何十軒も家がある集落だったんですよ」という。

捜索隊は草刈りから戻ってきた64歳の息子を加えた3人に話を聞くことに。

実は、昭和57年に水害で家の前の川が氾濫し、甚大な被害を受け、一度は家を解体したのだとか。それでも、水害後に護岸整備をし、裏山を削って敷地を拡張し、同じ場所に家を建て直したという。

そこにあったのは、先代から受け継ぎ生まれ育った土地への深い愛情だった。そして3人の話から、現代では想像もできないような、60年前のこの地での厳しくも自然と密接な暮らしぶりが明らかになる。