『シッコウ!!』ついに最終回!織田裕二、クランクアップで「この歳にしてすごく新鮮な気持ち」
伊藤沙莉主演、「執行官」をテーマに、中島健人、織田裕二ら豪華キャストも出演しているドラマ『シッコウ!!〜犬と私と執行官〜』。
9月12日(火)、ついに最終回を迎える同ドラマから、長い撮影を終えたキャスト陣のクランクアップの様子とコメントが到着した。
◆伊藤沙莉、中島健人、織田裕二が万感の思いを語る!
約4カ月におよぶ撮影を終え、迎えたクランクアップでは、伊藤、中島、そして織田が万感の思いを吐露。
初めてのゴールデン帯連ドラで主演=“座長”を務めた伊藤は、大きなプレッシャーも抱えていたそう。
ときおり涙を見せながら、「小さいですが地味な戦いを勝手に1人でやったりしながら、いろいろもがくこともありました」と撮影を振り返った伊藤。
吉野ひかりというキャラクターの、明るい笑顔の裏には弛みない努力と苦悩が隠されていたことが垣間見える瞬間となった。
そんな伊藤とは何度も共演経験もあり、常に「幼なじみのような存在」と語っていた中島は、「“沙莉座長”のもとしっかり作品に参加できたことが、本当にうれしかったです」と笑顔。
織田をはじめ、渡辺いっけいや勝村政信といった実力派俳優との競演も、大きな経験になったことを明かした。
そして今作がテレビ朝日のドラマ初出演となった織田。
「執行官・小原樹」という未知なるキャラクターをときに熱く、ときに厳しく、ときに可愛らしく演じ、この3カ月間で日本中にたくさんの“小原さんファン”を生み出した。
撮影を終えた織田は、「もういい歳なんで、そろそろ老兵は…なんて思っていたら、逆に楽しくて新しい道が見えてきたような気がして…」と、確かな手応えを語りつつ、今後にも大いなる期待を抱かせるコメントを寄せた。
そんな充実のクランクアップコメントを残した3人だったが、クランクアップ時のビジュアルは、ドラマ『シッコウ!!〜犬と私と執行官〜』の世界観とは、ちょっとかけ離れているような…。
いったい彼らはなぜこんな突飛な格好をしているのか?
◆最終回、ひかりと小原が挑むのは「子どもの引き渡し」
そして迎える最終回。
小原(織田裕二)たちが最後に挑む事件は「子の引き渡し」。執行官の仕事の中でもっとも難しいと言われる事件だ。
娘の碧唯(小野井奈々)と愛犬を連れ、黙って家を出てしまった夫の興津大輔(福士誠治)に対し、「子の引き渡し」を求める仮処分の申し立てをしていた妻の凪咲(佐津川愛美)。
家庭裁判所はすぐに引き渡しの判決を出したものの、大輔側がその決定に従わなかったため、子どもを“直接強制”、つまり「碧唯を執行」し、凪咲のもとに連れ戻すという困難な事件に執行官室一丸となって挑む。
劇中でも触れられている通り、日本は「子の連れ去り天国」とも言われており、「肉親による子どもの連れ去り」は現代社会の大きな問題となっている。
現実ともリンクした問題を多く取り上げてきた『シッコウ!!〜犬と私と執行官〜』だからこそのタイムリーでホットなこのテーマ。
この難しい問題を、小原たち執行官と執行補助者であるひかりたちがどのように“落着”させるのか?
◆「執行官になりたい」ひかりの夢の行く末
また、ひかりがこの先歩む道も、最終回の大きな見どころの1つ。
第8話のラストで小原に「いつか執行官になりたい」と決意表明をしたひかりだったが、なんと予想に反し、小原に「勧める自信はない」と言われてしまう。
はたしてひかりの思いは小原に届くのか? 最終回では、ひかりのその後もしっかりと描かれる。
もちろん、司法試験の予備試験に臨んでいた栗橋(中島健人)の合否結果、そしてその先の進路にも注目だ。
◆伊藤沙莉 コメント(全文)
自分なりに、小さいですが地味な戦いを勝手に1人でやったりしながら、いろいろもがくこともありましたが、本当に皆さんのお人柄と優しさにいつも支えられていました。現場に来るのが本当に楽しみでした。楽しかったです、ありがとうございました!
◆中島健人 コメント(全文)
撮影の約4カ月、すごく学べた日々でした。本当にレベルの高いチームで、日々制作のクオリティーが高く、テンポも良く、もっと頑張らないといけないなと思えた撮影期間でした。
織田裕二さんをはじめとした“生きる伝説”たちとも一緒にお仕事ができてよかったですし、幼なじみのような(伊藤)沙莉とも、“沙莉座長”のもとしっかり作品に参加できたことが、本当にうれしかったです。最高の経験をありがとうございました!
◆織田裕二 コメント(全文)
この歳にして、すごく新鮮な気持ちです。この格好を最後にさせられるのも、非常に楽しいドラマでした。「もういい歳なんで、そろそろ老兵は…」なんて思っていたら、逆に楽しくて新しい道が見えてきたような気がして…また暴れたいと思います(笑)。