『Mステ』の闇! ジャニ以外「出演NG」の判断基準はどこにある? 「金爆」は常連も「DA PUMP」は20年出演なし、「AAA」は曲次第
9月7日の会見で“忖度”について言及した東山紀之(写真・梅基展央)
9月10日、テレビ朝日系『ミュージックステーション』(以下、『Mステ』)に関して、男性パフォーマンスグループ「BE:FIRST」が初出演する方向で最終調整に入っていると「スポニチ」が報じた。
ジャニーズ事務所が9月7日に開いた謝罪会見では、他の事務所に所属する男性グループが『Mステ』などの音楽番組に出演しにくい状況について、ジャニーズ事務所からの「圧力」やメディア側の「忖度」があるのではと、新社長の東山紀之(56)に質問が飛んでいた。
東山は、「(今後、忖度は)必要ないと思っております」と答え、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦(47)も、「『ジャニー(喜多川)さん、メリー(喜多川)さんがこう言ったから』という、昔のタイプのスタッフもいた。『変えようよ』と、毎日言っています」と、変革の必要性を口にしていた。
『Mステ』への「BE:FIRST」の初出演は、東山や井ノ原の言葉を受けて、メディア側が早速、動き出した格好だ。
「男性アイドルグループについて、“ジャニーズ以外” は排除されているとの“疑惑”がたびたび『Mステ』に関しては囁かれてきました。
例えば、『DA PUMP』はデビューしたてのころには数回出演したものの、1997年を以て出演がなくなりました。2000年にヒット曲『if…』をリリースした際も出演はなかったんです。
結局、その後の出演は、ISSAさん以外のメンバーが総入れ替えされた、“新生DA PUMP”になってから。2018年に『U.S.A.』がヒットした際のことで、じつに20年以上もたっていました。
橘慶太さんらが所属する『w-inds.』も同様で、全盛期を含めて一度も出演がありません。メンバーの橘さんがソロアーティストとして、一度出演したきりです」(芸能記者)
現在に話を戻すと、知名度のある男性グループでは「JO1」、「Da-iCE」、「INI」、「BOYS AND MEN」、「超特急」などは、これまで『Mステ』に出演していない。
今回、『Mステ』への出演が話題に上る「BE:FIRST」は、現在は活動休止中の男女5人組グループ「AAA」の日高光啓(36)がプロデュースしている。
日高が元ジャニーズJr.だったこともあり、「AAA」の『Mステ』出演についても、SNS上ではこのような推測の声があがっていた。
《AAAも女メンバーがメインのHide-awayまでMステ出れなかったからな〜》
《Mステ出た時は基本的に小室さんが携わってくださった楽曲なんだよなー》
《日高はJr.だけど AAAはmステでてたって言ってるけど 空白の期間あったからな 30近づいてから出れるようになった印象だわ》
ただ、すべての男性グループがまったく『Mステ』に出演できなかったわけではない。前出の芸能記者が続ける。
「たとえば、ダンス&ボーカルグループの『EXILE』は何度も出演していますし、ジャンルは違いますが、若い女性ファンが多く存在する『ゴールデンボンバー』も常連のようになっています。
また、K-POPグループは『東方神起』や『BIGBANG』を始め、最近台頭してきた『SEVENTEEN』や『ENHYPEN』なども出演を果たしています。
一概に男性グループを排除していたわけではない以上、特定のグループだけをNGとするような基準があったと思われても仕方ないでしょう」
1986年10月の『Mステ』初回に出演していたのが近藤真彦(59)だった。それ以来の両者の蜜月が終わろうとしているのか――。