『遺留捜査』新作SP、甲本雅裕が“前代未聞”のメインゲストに!2役で挑むチャレンジ
事件現場に残された遺留品が持つ意味を徹底的に探り、事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさと超マイペースで空気を読まない不思議キャラで多くの人を虜にしてきた刑事・糸村聡(上川隆也)――。
彼の活躍を描くミステリー『遺留捜査』の新作スペシャルが、9月21日(木)に放送される。
今回、新作スペシャルの注目キャストが解禁。“前代未聞のゲスト”は、甲本雅裕だ。
第1シーズンから『遺留捜査』の世界になくてはならないキャラクター・村木繁を演じてきた甲本が、本作ではメインゲストとしても登場。村木はもちろんのこと、事件の鍵を握るガラス職人・相良克典を演じる。
◆別の角度から見る『遺留捜査』にワクワク
新作スペシャルの舞台は、瀬戸内海に浮かぶ架空の島、“蒼海島(あおみじま)”。
物語は、京都市内で不動産会社の営業スタッフ・坂上千尋(横山めぐみ)が殺害された事件からはじまる。
糸村は彼女の遺留品である神秘的なガラス玉に導かれるようにして、島のガラス工房へ。
そこで出会ったのが、甲本演じる寡黙なガラス職人・相良。彼は殺された千尋の元夫であり、島の土地売却を強引に進めようとする千尋に強い憤りを抱いていたようで――。
甲本は今回の2役というチャレンジについて、
「“2役になるかも…”ということはだいぶ前にお聞きしていたのですが、村木に似た人物が糸村さんの前をちょっと横切るぐらいかなと思っていたんです。ふたを開けたら、メインゲストだったので冷や汗が出ました(笑)。でも10年以上関わってきた『遺留捜査』をまた別の角度から見ることができることにすごくワクワクしました」
と胸を躍らせる。
そして、「“村木に似ている人が出ている”のではなく、“たまたま相良に似ていたのが村木だった”という物語になればいいなと思いながら撮影に挑みました」と、真摯にそれぞれの役柄に向き合ったことを明かした。
◆「演じ分けに感心しきり」上川が甲本を絶賛!
そんな甲本の演技に上川は、「僕は甲本雅裕という役者の演じ分け、そして、役への没入度合いをそばで見て、感心しきりでした。改めて彼の素晴らしさを再認識したといいますか、とても新鮮でしたし、甲本という男の役者ぶりを惚れ惚れしながら見ていました」と大絶賛。
村木と相良、まったく異なるアプローチで2役に臨み見事に演じ切った甲本を手放しでたたえた。
2人はまた、ファンにはおなじみ、糸村と村木が絶妙な応酬を繰り広げる“糸村木シーン”にもアイデアを持ち込み、今回ならではのやりとりを盛り込んだことを告白。
甲本は、「この作品の中で相良と村木を結びつけられるのは糸村さんだけなので、糸村さんが科捜研に現れたとき、2人をつなぐような芝居を盛りこめたらいいな、と。それがどんなふうになっているかは放送を見てのお楽しみです」と明かす。
そして上川は、「何を置いても“作品愛”です。彼はすべてにおいてみなさんに作品をどう楽しんでいただくかというところから発想している…。その“愛”は今回のスペシャルの随所に感じられると思います」と甲本への信頼を熱く語った。