一人暮らし物件 こだわった条件＆こだわらなくてもよかった条件 男女500人の“本音”
初めて一人暮らしするにあたり、部屋の条件に悩む人も多いのではないでしょうか。「バス・トイレ別」「2階以上」「オートロック」などが人気の条件となっていますが、自分にとって本当に必要なのか、イメージできない人もいるかもしれません。また、希望条件が多すぎても、なかなか部屋が見つかりません。
不動産のAlbaLink（東京都江東区）が「一人暮らし物件の条件に関する意識調査」を行い、その結果をランキング形式で発表しています。調査は、7月11〜14日にかけて、一人暮らしをしたことがある男性170人、女性330人の計500人を対象に、インターネットで実施されました。回答者の年代の割合は10代が0.6％、20代が22.8％、30代が40.2％、40代が25.8％、50代が8.4％、60代以上が2.2％でした。
「物件でこだわった条件」を聞いたところ、3位は「交通アクセスの良さ」で35.8％でした。回答者からは「通勤時間を減らしたかったから」（20代女性）、「駅から遠いと何をするにも不便になるから」（30代男性）、「電車で通勤するので、駅から徒歩圏内が良かった」（40代女性）といった声が寄せられたということです。
2位は「2階以上・高層階の部屋」で39.4％でした。回答では「友人が1階に住んでいて、下着を盗まれたことがあった」（30代女性）、「1階の部屋は、賃貸物件の前を通る人や車にのぞかれそう」（40代女性）、「女性の一人暮らしだったので、『2階にしたほうがいいですよ』と不動産屋さんに勧められた」（50代女性）などがあったということです。
1位は「バス・トイレ別」で54.6％でした。「風呂に入る際、トイレが近くにあるのが嫌」（20代男性）、「友人を呼ぶことが多かったので、トイレとお風呂は分けたかった」（30代女性）、「衛生面が気になるから」（40代女性）」などの回答が集まったとのことです。
実際に住んでから「こだわらなくてもよかったと思った条件」も調査されました。
3位は「交通アクセスの良さ」で7.6％でした。回答者から「徒歩で移動することが多くなり、電車をほぼ使わなくなったから」（30代女性）、「車を利用する機会が多く、電車利用が思ったほどなかったため」（40代男性）、「駅から多少遠くても自転車等を上手く利用すればすむし、同じような条件で家賃の安い物件が借りられるから」（50代男性）などという意見が寄せられ、思ったほど電車を使わなかったという回答が目立ったということです。
2位は「希望の間取り・広さであること」で8.0％でした。「一人暮らしで2LDKは部屋を持て余してしまうから。もともと荷物が少なかったので、物置にも使わない部屋が一つできてしまった」（20代男性）、「狭くても慣れる」（30代女性）、「一人暮らしなので、広すぎてもお掃除が大変なだけでした」（40代女性）といった回答があったということです。
1位は「2階以上・高層階の部屋」で12.0％でした。回答では「防犯や洗濯物を気にして2階以上の物件を選んだが、地方だったこともあり防犯は戸締まりさえしておけば問題なかった」（20代女性）、「外側の壁が高いため、1階でも侵入されなさそうだから」（30代女性）、「1階の方が、階段がなくてラク」（40代男性）といった声が寄せられたということです。
同社は調査結果を受けて「『こだわった条件が実はあまり重要ではなかった』という体験談も多かったので、ぜひ本当に必要な条件かを見直してみてください」とコメントしています。
