デヴィ夫人(2017年8月撮影)

写真拡大

ハリウッド映画などに出演している俳優の松崎悠希さんが2023年7月19日にツイッターを更新。事務所タレントらへの性加害問題が取り沙汰されているジャニーズ事務所創設者の故・ジャニー喜多川氏を擁護したタレントのデヴィ夫人を批判した。

「『恥ずかしい』のはあまりにも幼稚な思考のあなたの方」

デヴィ夫人は18日にツイッターでジャニー喜多川氏の問題について、「特別な世界、関係性というものはある」と指摘。「昨今の流れは偉大なジャニー氏の慰霊に対する冒涜、日本の恥である」と苦言を呈し、被害者の告発を「死人に鞭打ちではないか」「本当に嫌な思いをしたのなら、その時なぜすぐに訴えない」と問題視していた。

デヴィ夫人はジャニー氏と親交があり、ジャニー氏の訃報の際には「帝劇 、新橋演舞場 、東京ドームなどジャニーズの公演にはいつもお招き頂き その上ご馳走にもなって お礼の申し様もありませんでした。大きな 大きな星が消えたようです...」とツイートしていた。

被害を訴えている元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトさんは19日、ツイッターでデヴィ夫人に対し、「まだ性について何も理解できていない子供に対して性的な行為を行うのは極めて卑怯です」「その出来事は簡単に打ち明けられるものではありません。もし勇気を振り絞って言ったとしてもあなたのような人に否定されるからです」と反論していた。

同日、松崎さんはツイッターで、「ほらね。デヴィ夫人が『これまでの恩』を使ってジャニー喜多川の性犯罪を揉み消しに走ってるでしょ」とデヴィ夫人のツイートに言及。「そういう異常な価値観の世界なのよ、日本の『ゲーノーカイ』は」と皮肉交じりに批判した。

また、松崎さんはカウアンさんの反論に触れ、「このあまりにも常識的な内容を、ジャニー喜多川から被害を受けたカウアンさんご本人から言われないと気付けないくらい、日本の『テレビ業界の住人』は『恩の支配』に汚染されてる」と指摘。「『恥ずかしい』?『恥ずかしい』のはあまりにも幼稚な思考のあなたの方だよ、デヴィ夫人」と苦言を呈した。

一方、松崎さんは「何度も言いますけど私に『ジャニーズ事務所への忖度』を求めても無駄です」と強調。「私は『日本の業界の健全化』のためなら喜んで『貧乏くじ』を引きます。これは『僕たち』だけの話じゃないんです。『次世代の俳優たち』に絶対に『負の遺産』を継承したくない」と自身が発信を続ける理由を次世代の俳優たちのためだとし、「だからこそ、今世代で終わらせましょう」と呼びかけていた。