物価高に加えて、電気・ガス代までも高騰し、家計は危険な状態に…。日々の生活に不安があるなか、これから光熱費はどうなっていくのかをファイナンシャルプランナーの横山光昭さんと人気漫画家のまめさんに教えてもらいました。

電気・ガス代の値上げに負けない「家計の新常識」

光熱費＆物価高のWパンチを乗りきる5つの極意

節約を始めるなら、まずここから！

●極意1：食費は月予算を5で割り、1週間単位で管理

食費は月予算で管理すると、前半に使いすぎてしまいがち。「仮に食費が7万2000円なら、5で割って週予算1万4400円で管理する方が簡単。食費専用財布やアプリに予算だけ入れて使うと、さらに効果的」

●極意2：「支出の聖域」も削るべし

「これだけは削れない」と思い込んでいる“聖域”が、ムダの温床になることも。「高い基礎化粧品、行っていないジムの月謝、昔入ったままの保険など、1つずつ見直せば不要な支出が見つかるはず」

●極意3：「支出の盲点」を見落とさない

カード払いの会費などは、払っているのを忘れがち。「『初回無料』で始めた動画配信サービスやスマホのオプション契約などは、解約し忘れが多い。月500円のムダが3つあると、年間1万8000円のムダに」

●極意4：固定費の中途半端な見直しで満足するなかれ

「スマホをサブブランドにして安くなった」「保険はムダな特約を解約した」などと、1度の見直しで満足しないこと。「サブブランドから格安スマホに、保険は主契約も見直すなど、常に次のステップを考えて」

●極意5：貯金だけでは資産は目減り。投資も考えてみて！

インフレの今、低金利の預貯金だけにお金を預けていると実質目減りに。「予備費として生活費1年分程度を預貯金に残し、それ以外は今こそ投資で増やす発想も。つみたてNISAやiDeCoがおすすめです」

電気代・ガス代の補助は、2023年1月使用分（2月検針分）から9月使用分（10月検針分）まで。8月末までは、電気代は一般家庭で1kWh当たり7円、ガス代は1�崚�たり30円が補助される。9月使用分は補助額が半減される。