家の収納は定期的に見直すことでものの増えすぎを防ぐことができます。ESSE収納&インテ リアグランプリの受賞者・津田麻美さんの「増えすぎないルール」を教えてもらいました。

増えすぎないルールと仕組みでものを減らす

適正量を見きわめ、増えすぎない仕組みをつくることで量を調整。身軽な暮らしを実現しています。

●津田家は年3回、ものの見直しを定番化

見直しのタイミングは年3回。季節ごとに場所を決めて見直すことで、増えすぎを防ぎます。

春:年度が替わる春は、不要なものが出やすい子ども部屋を中心に片づけ。「学校や仕事関係の書類も整理します」

夏:キッチンの器や調理器具を見直し。「使っていなかったもの、棚からあふれたものを手放し、一定量を保ちます」

冬:冬はクローゼットを見直し。「服だけでなく、いつのまにか増えていたメイク用品やアクセサリーも処分」

●食器棚は増やさない!買うなら白・黒・グレーだけ

器は「今の棚に収まる数だけ」と決め、それ以上は増やさないように。

「買うときは料理が映えて和にも洋にも合う白、黒、グレーの3色に。長く愛用できる作家ものを選びます」

●“あると便利”な調理道具はもたない!

増えがちな便利グッズは買わず、今あるものを活用。

「大根やショウガをおろすときはチーズ用のグレーターが便利。鍋はいくつももたず、多用途な『KING』の無水鍋を愛用しています。フタがフライパンになるので、鍋でパスタをゆでて、フタでソースをつくることも」

今あるものを使い回す

薬味も大根もチーズけずりで代用する。

サラダの水きりはボウルとザルを重ねてふる。

ほうろう鍋や圧力鍋はもたずに無水鍋を愛用。

タマネギを絞るときは水きりネットを活用。