更年期でセックスレス。「50歳で行為が痛くて苦痛に」:塔子さんの場合1
日本では6割の夫婦が陥ると言われるセックスレス。「恥ずかしいし、だれにも相談できなくて…」と深い悩みを吐露するのは、大阪府にお住まいの塔子さん(仮名・50歳)です。更年期に入ってから、とある事情で夫との夜の生活ががらりと変わってしまったそう。詳しく伺いました。
旺盛な夫。しないと夫のイライラが爆発する!
大阪の老舗飲食店を経営する夫に私が嫁いだのは30歳のときです。体格がよくて、声も大きくて、気前のいい4歳上の夫と5年の交際を経て結婚。すぐに夫にそっくりな男の子も生まれました。
明るく賑やかな家庭のなかで、唯一不満だったのは夫との行為の頻度です。
●「ほぼ毎晩」の夫との生活に疲れ果てた

夫は、毎日でもしたい人。フルタイムで働く会社員と違って、経営側という立場だったこともあり、自分でスケジュールの調整がかなり効くんですよね。時間的な余裕があるので、自分がしたいときに求めてくるんです。
新婚当初はそういうものかと思って、ほぼ毎日応じていたのですが、子どもが生まれてからはそうはいきません。新生児なんて、ほぼつきっきりで手がかかるので、私は常にヘトヘトで…。
もちろん夫は育児にも積極的に取り組んでいたので、周りのママたちからはうらやましがられることが多かったのですが、行為に関する不満はなかなかよその人には言い出せませんでした。私が「今は疲れているから寝たい」といって断ると、夫がふてくされてしまう、そんな日が続いていました。
●「もう一生会わへん!」夫婦喧嘩のたびに夫が家出する

夫婦での行為がないと、ちょっとしたことですぐにケンカになりました。ある日、夫が趣味の競馬で勝手に負けて帰ってきたときのこと。いきなり「お前がさせないからだ!」と言われ「だったらもうアンタとなんかしないわよ!」と言い返すと「なんだと! もう一生、会わへん。一生、しゃべれへん」と激怒。そして家を出て行ってしまって…。
この頃は、こういうことがしょっちゅう起きました。多分、私が出て行ったら困るから自分が家出していたようなのですが、言うこともやることも幼くて。すぐに「一生なんとか〜」って大げさに怒鳴ってくるんです。夫婦なんだから、一生会わないことも、一生しゃべらないことも無理なのに。言われた側は傷つくんですよね。
ただ口は悪いんだけど根は優しい人なので、そういうところも含めて夫への愛は冷めることはありませんでした。やがて子どもが成長していくと、夫婦生活もまた以前ように復活。
紆余曲折はあったけれど、そんなこんなであっという間に月日が流れていったのです。喧嘩は絶えないながらも、楽しいわが家。けれど、私が更年期に入り、夫婦生活が大きく変化しました。
「痛くてしかたない…」更年期の夫婦生活
40代の後半くらいから、生理が徐々に不順になっていて、50歳を前にしたここ1年くらいは止まったきりになりました。たぶん閉経したのだと思います。その頃から、夫との行為が痛くなってしまったのです。
●服やコスメのようには選べない
夫との行為が痛くてしかたないので、ネットで対策を調べたり、潤すためのグッズを買おうと思いました。けれど、どれがいいのかぜんぜんわからなくて。服やメイク用品みたいに、TVや雑誌でトレンドや使い勝手が紹介されているわけではないし、あんまり高いものを買って失敗するのもいやだし。

恥ずかしいし夫に知られるのも抵抗があるので、パソコンの履歴を消しながらコソコソ調べたのですが、もうそういうことに使う時間も労力もなくなっていて、結局なにも解決していません。同年代のみなさんはどうしているのでしょうか…。
●痛いからできなくなったと夫に伝え、レスに

夫に求められたときに、「生理が終わってしまってから、痛くてつらい」と率直に伝えました。「え!? そうなんや…」と少し驚いた様子でしたが、そこから、少しずつ間があいていって、現在は完全にレスの状態です。今までは週に4回、5回とかなり多かったのですが、私の方ができなくなってしまいました。
ほとんど毎日していた新婚時代は、行為自体を苦痛に感じたこともあったけれど、こうして50代に入り、そういうことがなくなってしまうと、少し寂しい気持ちもあります。
そんななか、義理の両親との介護が始まって同居することに。ますますレスで悩む余裕すらなってしまったというお話を次回したいと思います。

