ニッチな旬の味を少量楽しみたい♡【一晩漬けるだけ】の「青梅のみりん漬け」に挑戦♪とろっと甘み爽やか

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今年もいよいよ梅の季節が到来しました!著者も毎年なんとか重い腰を上げ、梅シロップや梅酒を作ってきましたが、たくさんの梅を下処理からやると思うと、それなりに気合いが必要なんですよね。それがなんと、少量から作れる、しかも一晩で食べられる梅仕事があるってYouTubeで知ったんです!材料は青梅とみりんだけ。皮まで食べられて、栄養も余すところなく摂れるなんて、どんな作り方なんだろう⁉さっそく挑戦してみます♪

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青梅の香りをそのまま楽しめる

レシピは料理研究家で管理栄養士の関口絢子さんが配信しているYouTubeチャンネル『ウェルネスキッチン』で知りました。やさしく丁寧な語り口で、なおかつとても分かりやすい、チャンネル登録者数42万人の人気チャンネルです。関口さんは、食を通じて世の中を元気にしたいというモットーのもと、美や健康に関するレシピや、栄養素や食べ合わせの情報などを幅広く発信されています。

そんな関口さんの「とっておき」レシピが「青梅のみりん漬け」です!青梅の爽やかな香りがそのまま楽しめるだなんて、どんなみりん漬けなのでしょう?さっそく作ってみます♪


一晩でできる「青梅のみりん漬け」材料はこちら

【材料】
・青梅…400g
・本みりん…1L



※梅は、南高梅、小梅、さらにはキズ梅でもいいそうです。
※みりん風調味料には塩が含まれているので、発酵で作られた本みりんを用意してください。お好みで、少し特別なみりんをブレンドすると、オリジナルの味に仕上がるそうです。


◇下準備
1. 梅のヘタの硬い部分を、楊枝などで取り除いていきます。





この作業は、梅干しや梅酒など、どの梅仕事でもやりますね!

2. 水洗いして、キッチンペーパーでよく水気を拭き取ります。







水気があると、腐敗の原因になるので丁寧に行いましょう。

3. 先の細い楊枝や裁縫針などで、穴を40~50か所ほどあけます。



穴をあけることで、味が染み込みやすくなるそうです。

これで、梅の下準備は完了です。

【作り方】

1. 本みりんを煮切っていきます。
鍋にみりんを入れて、火をつけます。



半量になるまで煮切るので、念のため、最初にみりんを量っておくと目安がしっかりするそうです。

2. 中火~強火にかけて、半量になるまで煮詰めます。



著者の使っている鍋にはひそかに内側に目盛りがついているのですが、初めてこの目盛りを活用しました!
目盛りがあると、こういう時に便利なんですね!

3. とろみがついて、大体半分くらいになってきたと思ったら、計量します。
厳密にする必要はないけれど、大まかには半量にしたほうがいいそうです。



甘さも旨味も凝縮された、シロップのような状態ですね。
おおよその目安ですが、著者は15分ほど煮詰めてこの状態になりました。

琥珀色のような、とてもきれいな色です!



4. 500mlほどになったら、3の煮切ったみりんのなかに、梅を入れます。



煮るというより、少し熱いところに入れて芯まで熱を伝え、染み込みやすくするイメージだそうです。
みりんがぬるくなってきたら、弱火で火をつけます。熱い煮汁のお風呂に梅を浸すような感じなのだとか。

少しすると、下半分が茶色っぽく変色してきました。



ひっくり返したり、やさしくゆすったりしながら、全体が茶色っぽくなるまで、浸していきます。
生のまま漬け込むだけだと、仕上がりが硬くてカリカリするので、適度な歯ごたえを残しつつ、やわらかくしていくそうです。

全体の色が変わりました。



仕上がりの確認方法として、梅の表面にあけた穴から、小さな泡がぷくぷくと出ているそうです。
確かに出ていますね!



※生の青梅は毒性がありますので、ここでしっかり加熱するようにしましょう。

5. 火を止めて、保存容器にうつします。
フタをして放置し、一晩おけば食べごろだそうです。



一晩たったものが、こちらです!



さっそくいただいてみます。
とろっととけた梅の実が、やわらかくて爽やか~♪ それでいて甘ったるくなく、とてもおいしいです!レシピよりも少し火を入れ過ぎてしまったようで、カリッという食感はなくなってしまっていたのですが、皮は破れておらず、そのまま丸い梅ジャムをいただいているかのような感覚!これなら1日1個でも食べられそうです。

動画の中で管理栄養士でもある関口さんが、梅とみりんの栄養について教えてくださっていました。

梅に含まれるクエン酸は、カルシウムの吸収を助けてくれる!

クエン酸が疲労回復に効果的だということはよく知られていますが、さらにはカルシウムの吸収を促進する働きもあるそうです!カルシウムは吸収されにくい栄養素なので、クエン酸を含む梅などの食品を日々の生活に取り入れることで、吸収を高め、骨粗鬆症予防にも効果的なのだそうです。

発酵食品だからこそ、栄養豊富なみりん♪

みりんは、もち米と米麹、焼酎などのアルコールを加えて発酵させたもので、「飲む点滴」とも言われる麹甘酒に通じる発酵食品です。旨味や栄養が豊富に含まれていて、煮切るとアルコールが飛んで、シロップや甘味料としても使えます。よくお料理の照りを出したり、煮物に使ったりしますが、お菓子の甘味料としても使うことができるそうです!

炭酸割がこれまた、たまらん爽やかさ!

わが家の子どもたちは、梅シロップのソーダ割が大好きなので、さっそく試してみました。濃い目が好きなので、梅の液:炭酸水を、7:3ほどにして、かき混ぜてからいただきます。シュワッと炭酸が弾けたあとに、梅の爽やかな酸味が口いっぱいに広がります!砂糖とはまた違った、みりんならではのコクがあって、子どもはもちろん、大人にもたまらない味です。


梅仕事は数あれど、このレシピはみりんを煮切ってから使うので、アルコールが苦手だったり、砂糖を使いたくなかったりという方にもおすすめだそうです!子どもも食べやすいですね!みりん液は、梅みりんとしても活用できるそうです!

3日後ぐらいが、さらにおすすめの食べごろだそうです♪
梅を冷凍しておいても味が染み込むし、冷蔵庫に入れれば2か月以上は保存が可能とのことでした。

ささっと少量からできてしまう梅仕事、ぜひ試してみてくださいね!

関口絢子さんの動画はこちらからチェック!
https://www.youtube.com/watch?v=iM-wRUbDVog