FCCL、液晶一体型デスクトップPCのFMV「FH」シリーズとノートPCのFMV「AH」シリーズを発売

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 富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は6月中旬から、27インチワイド液晶一体型のデスクトップPC・FMV「FH」シリーズをはじめとする2シリーズ6機種を、順次発売する。価格はいずれもオープン。6月13日には、富士通ショッピングサイト「WEB MART」にて、カスタムメイドモデル4シリーズ6機種の受注を開始している。

●キーボード・マウスも本体下にスッキリ収納



 「FH」シリーズは、27インチの大型液晶ディスプレイ搭載ながら、4辺狭額縁とコンパクトなスタンドの採用によって省スペースさを実現した。本体の下にはキーボードやマウスの収納が可能なので、集中して映像を見たい時やPCを使用しない時には、机の上をすっきりと片付けられる。また、本体下部には収納式のヘッドホン端子とUSB 3.2(Gen.1) Type-A端子を備えており、使用時にはキーボードやマウスに干渉することなく、片手で軽く引き出すことができる。

 27インチ液晶ディスプレイは、フルHD(解像度1920×1080)と比較して画素数が約1.8倍のWQHD(解像度2560×1440)で、より多くの情報を一度に表示可能となっている。また、高輝度低反射液晶なので明るい部屋でも反射が抑えられる。

 パイオニアと共同開発した、Boxスピーカーを本体下部に、ツイーターを本体背面に搭載し、2+2チャンネルのサラウンドで高音域から低音域までを豊かに再現する。Dolby Atomosの空間オーディオ技術にも対応しているので、まるで画面から直接音が聞こえるような、臨場感ある映像と音の一体感を楽しめる。

 ほかにも、静音キーボードと静音マウスが付属し、プライバシーカメラシャッターを備えたWindows Helloの顔認証に対応したウェブカメラや、PCを外部ディスプレイとして使えるようにするHDMI入力、3波W録画に対応し2番組同時録画にも対応したテレビチューナーを搭載している。

 CPUにインテルCore i7-1260P、メモリ16GB、512GBのPCIe Gen.4接続SSDと1TBのHDDを搭載し、6GHz帯での通信が可能なWi-Fi 6Eに対応する。

 販売開始は、7月中旬を予定している。

 FMV「AH」シリーズは、15.6インチワイド液晶ディスプレイを搭載したスタンダードなノートPC。全モデルでWi-Fi 6EとDolby Atomosに対応するとともに、「AH77/H2」「AH53/H2」ではウェブカメラを物理的に隠せるプライバシーカメラシャッターを備えている。発売は、「AH77/H2」と「AH53/H2」が6月15日、「AH45/H2」と「AH43/H2」が7月中旬を予定する。

 「AH77/H2」は、CPUにインテルCore i7-1260P、メモリ16GB、512GBのPCIe Gen.4接続のSSD、Windows Helloの顔認証に対応したウェブカメラを搭載したハイエンドモデル。画面全体をガラスで覆うことで没入感を高めたフラットな画面によって、映像体験を満喫できる。また、HDMI入力・出力兼用端子を備えており、ゲーム機などを接続することでセカンドディスプレイとしても使える。

 「AH53/H2」は、CPUにAMD Ryzen 7 7730U、メモリ16GB、512GBのSSDを搭載し、動画を見ながらの事務作業やオンライン会議など、マルチタスクでの作業でも快適に動作する高性能モデル。カラーは、ブライトブラック、メタリックブルーの2色を用意する。

 「AH45/H2」と「AH43/H2」は、第11世代インテルCPUを搭載したベーシックモデル。どちらもカラーは、メタリックブルー、プレミアムホワイトの2色を用意する。

 そのほかカスタムメイドモデルとしては、「FH」シリーズと「AH」シリーズのカスタムメイドモデルに加えて、ペン付きの2 in 1コンバーチブルノート「UH」シリーズ、液晶分離型デスク「DH」シリーズを用意している。