丸佳浩選手(写真:AP/アフロ)

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韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)が2023年6月9日、日本のプロ野球巨人の特集記事を組み、京セラドームで8日に行われたオリックス戦で劇的勝利を収めたことを報じた。

巨人は0−0の同点で迎えた延長10回、2死走者なしから梶谷隆幸外野手(34)、秋広優人内野手(20)の連続ヒットで1、3塁とした。続く4番・岡本和真内野手(26)は申告敬遠で無死満塁となったところで門脇誠内野手(22)の代打として丸佳浩外野手(34)が起用された。

2死走者なしからの劇的勝利

丸はオリックス本田仁海投手(23)が投じた4球目のスライダーを捉えバックスクリーンへと運んだ。2死走者なしからの衝撃の満塁弾。これで勢いづき、大城卓三捕手(30)がヒットで出塁すると、アダム・ウォーカー外野手(31)が2ランを放った。この回一挙6点を獲得して試合を決めた。

スポーツ朝鮮は驚きを持って劇的な延長戦での勝利を伝えた。「丸ポーズ」を作って喜ぶ丸の写真を添付し、「2死後代打満塁ホームランで6得点、巨人が嘘のようなドラマを演出」などのタイトルで記事を展開した。

同メディアは、0−0で突入した延長戦で信じられない展開があったと伝えた。9回まで6安打にとどまったが、延長10回にホームラン2本を含む5安打をたたき出したと解説。オリックスは4番の岡本を申告敬遠して満塁策を取ったが、これが災いしたと指摘した。

そしてオリックスにとって衝撃的な敗北で、「何かにとりつかれたような気分だっただろう」とした。

巨人はオリックスに2勝1敗で勝ち越し、セ・パ交流戦5勝4敗とし1位タイ。ペナントレースでは3位広島に1.5ゲーム差に迫り、上位浮上を狙っている。