旅行ジャーナリスト小野アムスデン道子さんが、旅先で見つけたご当地のとびきりグルメや旅情報をご紹介。今回は、静岡県の穴場観光スポット、清水駅から海上で世界文化遺産の三保の松原へ。駅近でヘルシーな朝ごはんを楽しめるホテルに泊まり、市場で絶品の海鮮を味わいます。

東海道の静岡・清水で海鮮三昧。絶景富士に出会える三保の松原へ

今回訪れた静岡の清水は、『ちびまる子ちゃん』の原作者・さくらももこさんの出身地でもあります。

東海道線の清水駅にもまる子ちゃんが! 駅を出たところには、まる子ちゃんのマンホールもあります。

また、サッカークラブ・清水エスパルスの本拠地でもあり、「IAIスタジアム日本平」や、駅近くには「エスパルスドリームプラザ(中にちびまる子ちゃんランドも)」という複合商業施設もあります。

今回の目的は世界文化遺産の三保の松原に行き、そこから絶景の富士山を見ることと、駅すぐの清水魚市場「河岸の市」で絶品海鮮丼を食べること。

富士山は、コンディションがよければ駅からでも見えるのですが、湿度や気象条件でまったく見えないこともあります。じつは、私も2回目のチャレンジ。もし富士山がダメでも、きれいな三保の松原やおいしいマグロがあるし…とやって来たのです。

宿は清水駅西口徒歩約1分と便利な「ホテルクエスト清水」。

夕食は静岡産の食材を使ったイタリアン、朝食は豆乳ベースのアスリート豚汁や朝カレーなどが提供されます。アメニティに入浴剤が用意されていたり、ウェルカムバーで日本酒やワインが振舞われたりのサービスがうれしいホテルです。

・ホテルクエスト清水 https://www.hotelquest.co.jp/

●水上バスに乗って、クルーズ気分で三保の松原へ

清水駅から三保の松原には、バスでも行けますが、魚市場のある江尻から水上バスで行くのがオススメ。大人400円、小学生200円で15分のクルーズ気分が味わえます。

この日は、船上からも富士山がきれいに見えました。水上バスに乗る場合は、三保桟橋から三保松原入り口まではバスを利用します。

神の道と呼ばれる、松が並ぶ御穂神社の参道を通って三保の松原へ。 

天女が羽衣をかけていたという伝説でも知られる「羽衣の松」は、現在3代目で推定樹齢300年とか。

浜辺に向かい視界が開けると、そこには富士山が !  今回は見事に姿を現してくれ、美しい姿にほれぼれしました。 

●河岸の市で味わう、絶品海鮮丼

あとは、河岸の市で海鮮丼を食べれば目的達成。どのお店もおいしそうな海鮮丼や刺身を出すので、行列ができてます。

2種類の丼が食べられるミニ丼のセット(990円〜)のある「ととすけ」に決定。マグロで有名な清水港の真ん前、おいしくないわけがありません。

カマを揚げて特製だれにつけた「ととすけ揚げ」も、パリパリの香ばしい皮とやわらかい身が本当においしい名物の一品。大満足の清水への旅でした。

・ととすけ http://totosuke100.com/