寝室に工夫を盛り込んで、入眠の際にありがちなストレスを減らすことに成功した日刊住まいライター。枕元に、ホテルみたいな照明スイッチをつけました。また、充電や小物を置けるニッチも設置。加えて照明の位置は、まぶしくならないように絶妙な位置に調整しています。快適な寝室ライフを紹介。

壁づけのスポットライトがあれば睡眠のジャマにならない

筆者は妻と子ども2人(9歳と6歳)の4人家族。家づくりの際に、28社のハウスメーカーを見学。2年前に地元工務店で、高気密高断熱住宅を建てました。

わが家は毎日、夫婦で寝るタイミングが違います。そのため家づくりの際、寝室の照明の位置やつけ方にこだわりました。

夫婦どちらかが寝ているとき、もう一方が横で本を読んでいたり、スマホを見たりすることがあります。そのときに部屋の電気をつけてしまうと、明るくて相手を起こしてしまうことに。そうならないよう、照明を探して採用しました。

 

それが写真の壁づけタイプの小さなスポットライトです。照らす方向が変えられ、調光もできるので、相手を起こさずに明かりをつけることができるというもの。実際に暮らしてみると、想定していたとおり。非常に便利です。

子どもが小さいうちは、突然泣き始めることがあるのであやしたり、トイレに連れて行ったりと、世話をしなければならないことが多いと思います。部屋の電気をつけると、そのたびに夫婦両方が起きてしまうことに。

この小さなスポットライトなら、対応している方の場所のみ明るくできます。もう一方は睡眠不足にならず体がとてもラクです。対応することの多い妻も、気を使わないでいいと言っています。

 

ダウンライトはまぶしくないよう足元に

ダウンライトは真下がまぶしいので、寝室の照明としては適していないと筆者は考えていました。しかし、寝室の天井をすっきりとさせたかったこともあって採用することに。

ベッドに横になったときに、ダウンライトが真上にあると、とてもまぶしくなってしまいます。これを防ぐために工夫したのはダウンライトの位置です。

写真は筆者がベッドに横になったときに撮ったものです。このように足元の方に、ダウンライトが来るように設置しました。

これによって寝転がったときに真上をみても、まぶしいことはありません。きっと真下からダウンライトをみるとまぶしかったはずなので、設置場所は正しかったと感じています。

このダウンライトは寝室のメイン照明なので、スイッチの位置も工夫しました。寝るときに寝転んだ状態でスイッチが押せるよう、ベッドの頭の位置にスイッチをつけています。

枕元のニッチをつくりすっきり。スマホの充電も可能に!

寝る際にスマホを充電する場所や、ティッシュや小さいゴミ箱を置くスペースが欲しいと思っていました。

しかし、そのために小さいテーブルなどをベッドサイドにおくと、場所をとってしまいます。それに、ベッドサイドにテーブルがないほうが、地震が起こったときにも安心。停電で暗闇になったときに、障害物がない方が素早く動けます。

そこで、枕元の壁に横長のニッチをつくることにしました。ニッチがある高さは、床から80cmのところ。サイズは、高さ20×幅140×奥行12cmです。

ニッチには、スマホ充電用のUSBジャックと、コンセントも1つずつ設置しておきました。スマホの充電、アレクサ、目元エステの家電グッズの充電に役立っています。

また、コンセントがここにあるおかげで、コードの取り回しがすっきり。床付近にあるコンセントからコードがだらりとベッドへ伸びてくる…という事態を回避できました。

 

便利なニッチだが、サイスや仕様で後悔も

充電器が不要になるので、USBジャックをつけたものの…。スマートフォンの充電の規格仕様が変わるので、通常のコンセントにしておけばよかったなと思っています。

 

もうひとつの後悔は、ニッチに500mLのペットボトルが置けないこと。筆者は夜に水を飲むことが多いので、ペットボトルが入る高さを確保しておけばよかったと思っています。

照明や電源の位置などしっかり検討すると、満足感の高い寝室づくりができるのではないかなと思います。これから家づくりをする方の参考になれば幸いです。