KBS京都テレビの競馬中継番組『うまDOKI』(毎週土曜日15:00〜)でメインMCを務めるようになって、はや2カ月。おかげさまで、緊張することはなくなったのですが、番組内での土曜日のレース予想がまったく当たらず......。もう消えてしまいたい気持ちです(苦笑)。


ほのかさんが安田記念を予想

 初回放送時、新メインMCの抱負として「万馬券を当てる」と色紙に書き、的中した折には、それを視聴者プレゼントにする予定だったのですが、なかなかその機会は訪れません......。

 競馬番組MCの務めとして、ここで名誉挽回を狙います!

【本命は人気薄!?】

 今回は、6月4日に行なわれるGI安田記念。今年は本当に豪華メンバーが集まりましたね。マイルのスペシャリストがそろっているだけでなく、中距離が得意な馬や、もう少し距離が短いほうが得意な馬もいて、「いったい、どの馬がくるのだろうか」と予想するのがとても楽しかったです。

 そして今回は、完全なマイラーというより、少し長めの距離で好走してきた馬を中心に印を打ちました。

 本命はナミュールです。

 過去のこのレースを振り返ると、人気薄の馬が勝つことも多いですし、もう少し長い距離が得意な馬が勝っているイメージがあります。

 その点、2000mの秋華賞(2着)や2400mのオークス(3着)で好走しているナミュールは、イメージがピッタリ。不利があった前走のヴィクトリアマイル(7着)を除けば、東京のレースで馬券圏内(3着以内)から外れたことがないのも好材料です。

 一昨年のダノンキングリー、昨年のソングラインと、ここ2年はなかなかGIを勝ちきれなかった馬が勝っていて、同じタイプのナミュールにもチャンス到来の雰囲気が漂います。

 前走で能力を出しきれずに溜まったフラストレーションを、得意の東京で一気に爆発させてくれるのではないかと期待しています。

【本命以外に印を打った馬】

 対抗はセリフォスです。

 外からまとめて差しきった昨年のマイルCSが本当に強かった。そのレースぶりは今なお脳裏に残っています。

 この馬はデビューから1600mのレースにこだわって使われてきましたが、中距離でも戦える力はあると見ています。実際、前走は1800m戦のドバイターフに出走して5着と善戦しました。

 今回はそこからの距離短縮で、得意のマイル戦に臨めるのもいいローテーションだと思います。常にハイレベルなメンバー相手に戦ってきた経験も、激戦の舞台で生かされるのではないでしょうか。

 前々走からコンビを組んでいるダミアン・レーン騎手は、先週の日本ダービーを制覇。勢いに乗っている点も見逃せません。

 ▲はジャックドールです。

 長めの距離が得意な馬を狙いたい私としては、大阪杯の勝ち馬を外すわけにはいきません。初めてのマイル戦でも、やはり未知の魅力を感じます。

 父モーリス、その父スクリーンヒーローと、いずれも直線の長い東京を得意としていた馬ですから、血統的にもこの舞台は合っているはず。2018年に同じく大阪杯1着→安田記念というローテーションで挑んだスワーヴリチャードも、初のマイル戦で3着と奮闘していますし、距離の心配はないでしょう。

 むしろ、スタミナも必要なこのレースでは、中距離路線を歩んできたことがプラスに働くのではないかと、同馬の躍進を見込んでいます。

 ☆はシュネルマイスターです。

 今年初戦となった前々走の中山記念では4着でしたが、前走のマイラーズCは外に出して鮮やかな差しきり勝ち。強かった頃のシュネルマイスターに戻ったな、という印象を受けました。

 安田記念は過去2年、3着、2着と好走していますし、この舞台との相性のよさは実証済み。東京巧者が今年も好走してくれるはずです。

 △は2頭。まずはガイアフォースです。

 前走のマイラーズCは、やや出遅れながらも2着と好走。これが初のマイル戦でしたが、距離適性があることも証明されました。

 直線は力強く伸びて、勝ったシュネルマイスターともタイム差なしのクビ差2着。初のマイルGIでも十分通用すると見ています。

 もう一頭は、ソウルラッシュです。

 昨年の安田記念では13着でしたが、不利があっての結果だったので度外視。これを除けば、大崩れしていないのがこの馬の特徴です。

 しかも、松山弘平騎手との相性がよく、同騎手が騎乗した近3走は、2着、4着、3着と掲示板を外していません。もともと能力が高い馬なので、位置取りや展開次第では一発あっても、と期待しています。

 私が印を打ったのは、以上の6頭です。

 人気になりそうなところでは、ソダシとソングラインを消しました。前者は、今回、そして前走と乗り替わりが続いていること。後者は、勝った前走のヴィクトリアマイルに合わせて仕上げてきた印象があることが、それぞれの"消し"の理由です。

 買い目は、印を打った6頭の3連複ボックス。今年の安田記念はメンバーがそろっていて人気も割れるでしょうから、どの組み合わせで的中してもオイシイ配当が期待できるかな、と思っています。

Profile
ほのか
1996年3月23日生まれ、神奈川県出身
「可愛すぎるビールの売り子」として芸能界デビュー
ネットを中心に話題となり、現在はバラエティ番組や
グラビアなどを中心に幅広く活躍
KBS京都テレビの競馬中継番組『うまDOKI』
(毎週土曜日15:00〜)にMCとして出演中
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