5月28日に放送された『シューイチ』(日本テレビ系)。注目されたのは、KAT-TUNの中丸雄一だった――。

「故ジャニー喜多川前社長による、所属タレントへの性加害問題は波紋を広げ続けています。社長を務める藤島ジュリー景子氏の謝罪動画から2週間、とりわけ報道に携わるジャニタレたちには注目が集まっていました。

 初めて口を開いたのは、『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)でメインキャスターを務める東山紀之さん。『news zero』(日本テレビ系)で月曜日レギュラーを務める櫻井翔さんは謝罪動画から2週にわたって口を開くことはなく、株を落とし続けています。

 そんななか、世の中のさまざまな報道について扱う『シューイチ』にレギュラー出演する中丸さんがどのような言動をとるのか、ファンやメディアは目を向けていたのです」(芸能記者)

 ジャニーズ事務所は26日、性加害問題における3つの対応策を発表している。「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役の選出」だ。

 中丸は28日の放送で、この対応策について「この3つによってすべてが補完されるわけではないだろうなと思いつつも、前進の一歩かなと感じています」としたうえで、こう語っている。

「この流れで、被害を受けた方の心情を考えると、大きく3つに分けられると思うんです。1つは名前と顔を出しても告白したい、世の中に訴えたいという方、2つめは名前は出したくないけれど流れで告白をしていきたい。3つめはこの話は勘弁してくれ、思い出したくないという方に分けられると思う。だとすれば2つめについては、今回の設置で受け皿になるという期待を持っています」

 メインMCを務める中山秀征とのやり取りで、今回の対応策について所感を述べ続けた中丸。語りにかけた時間は、東山をゆうに超えていた。

 ネット上でも《個人的には中丸さんは自分の言葉でできる限り伝えようとしてるんだなと感じました》《自分の言葉で話したのは良かった》と、前向きにとらえる声もあがったが――。

「中丸さんは最後、『ジャニーズ事務所に対して、ここはいいなと思うところもやっぱりあるわけですよ』と付け加えました。阪神・淡路大震災のときの募金活動や、コロナ禍での物資支援など、“社会に貢献する気持ちがだいぶ強い会社” と語りました。

 もちろん、所属事務所について熱く語る中丸さんを支持する声もありましたが、『論点をそらさないでほしい』との指摘も相次いでいます」

 実際、ネット上ではこのような声が聞かれる。

《これとそれは関係ないと思うけど》

《良い部分なんてもういいんです。良いからここまで成功した 今は悪い部分を全て出し切るべき。》

《社会貢献の事は今言わん方がいいと思う。それをしても罪が軽くなる訳ではないから。核心には触れなかったけど事務所を擁護するのは違うかなと思った。》