災害に備えて準備している物は?

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 5月に入り、国内で大きな地震が相次いでいます。こうした自然災害に備えて、非常用品を備蓄している人は多いのではないでしょうか。不動産メディア「幸せおうち計画」を運営するAZWAY(東京都豊島区)が、「災害への備え」に関するアンケートを実施し、その結果を公表しました。

3割程度が備えていないと回答

 調査は2023年4月1日から同月10日、10代から60代までの男女500人を対象にネット上で実施しました。

 まず、災害に備えて、食料をどの程度、備蓄しているのか聞きました。最も多かったのは「1週間分未満くらい」(52.4%)で、次いで「していない」(31.8%)、「1週間〜2週間分くらい」(13.2%)という結果となりました。

 同様に日用品の備蓄状況について聞くと、「1週間分未満くらい」(48.8%)が最も多く、次いで「していない」(33.0%)、「1週間〜2週間分くらい」(12.8%)と続きました。いずれも、備蓄していない人が比較的多いのが分かります。

 続いて、災害に備えて、どのような物品を備蓄しているのかを複数回答可で聞きました。

 3位は「非常用セット」(40人)です。「東日本大震災がきっかけで非常用の持ち出しセットを常備しています。もともとはセット売りの巾着袋のような持ちにくいものだったのでリュックを購入して中身も追加したりして年1〜2回ほど期限切れのものを交換し非常時に備え管理しています。自治体から配布されるハザードマップも毎年若干内容が変わるので新しいものを常に定位置かつすぐに目につく場所に置いています」(30代女性)などのコメントが寄せられました。

 2位には「水」(144人)がランクインしました。「電気と水道が止まったことがあります。2リットルのペットボトルの水や太陽光で充電可能な懐中電灯などを備えています」(20代男性)、「2019年に台風15号による断水を経験したため備えるようになりました。トイレ用の水はポリタンク4個分ほど備えています」(40代女性)などの回答が集まりました。

 そして、1位は「食料」(192人)です。「いつ災害に巻き込まれるか分からないので。最低限、水とレトルト食品などは備えている」(30代女性)、「東日本大震災時にスーパーマーケットから商品がなくなったのをきっかけに、1~2週間程度の食料品は保存するようにしている」(30代男性)、「震災の時に食べるものが買えなくて困ったので、食品を備えています。主に日持ちがするカップめんをそろえています」(50代男性)というコメントが集まりました。

 最後に、災害に向けた準備をしていない144人にその理由を複数回答可で尋ねたところ、最も多かったのは「今あるもので対処する」(39人)で、次いで「他を頼る」(26人)、「これから買う」(25人)と続きました。