三菱UFJなどメガバンクは底堅い、米金融株安も米地銀破綻に対する過度な警戒感薄れ買い戻し観測
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが売り買い交錯も揃って頑強な値動きをみせ全体指数を支えている。前週末の米国株市場では米債務上限を巡る与野党協議の進捗に対する懸念が再び取り沙汰されるなか、全体軟調な地合いとなり、ゴールドマン・サックス<GS>やシティグループ<C>、バンカメ<BAC>など大手金融株は軒並み値を下げた。これを受けて東京市場でも金融株に対する逆風が意識されやすい状況にあるが、株価面では出遅れ顕著でリターンリバーサル狙いの買いが優勢となった。米地銀の破綻にともなう金融システム不安に対しては過度な不安心理が後退している。米国事業を展開するメガバンクは、米地銀破綻の余波を受けることが警戒されていたこともあって、目先は空売り買い戻しの動きが株価に浮揚力を与えているもようだ。
出所:MINKABU PRESS
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