はんぺんでつくる ふわふわお好み焼き風(写真:キッコーマン提供)

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珍しい材料を用いた「お好み焼き風」レシピがツイッターで注目を集めている。小麦粉の代わりにはんぺんを用いるという。キッコーマンがツイッターで紹介すると2万件を超えるリツイート、10万件を超える「いいね」が寄せられるなど大きな反響があった。

取材に対し、キッコーマンの広報担当者は2023年5月12日、他社のツイートを参考に開発したレシピだと明かす。

ヘルシーなのに食べ応えアリ、社内でも評判のレシピ

キッコーマンは10日、公式ツイッターアカウントで、レシピを紹介した。

「粉を一切使わずヘルシーなのに、満足感がすごいお好み焼き風が簡単に作れます... 味つけはあえてソースではなく本つゆで。だしが効いててめちゃくちゃおいしいです」

公式サイトに掲載のレシピによれば、ポリ袋にいれて手で揉みつぶしたはんぺんと、刻みキャベツ、チーズ、卵を混ぜ合わせて焼く。焼きあがったら本つゆを回しかけ、器に盛り付ける。好みでマヨネーズや紅ショウガ、かつお節、青のりをかけて完成だ。

見た目はほとんどお好み焼きだが、1人分で約260キロカロリーだという。はんぺんが入っている袋を用いれば、手を汚さず、洗い物も減らすことができる。はんぺんは、全体が均一になるようよくもみこんでなじませることがポイント。

取材に対しキッコーマンの広報担当者は、「簡単でヘルシーなのに食べ応えがある点と、ふわっとした食感が、社内で評判」だと述べる。同社の「濃いだし 本つゆ」を用いることではんぺんのヘルシーな味わいが生きるとしている。手軽な食材で簡単に作ることができることもポイントだ。

レシピを開発した背景は、次のように説明する。

「ツイッターで紀文食品様がはんぺんを袋の上からつぶして料理に展開する、というレシピを投稿されていたのを拝見したのがきっかけで、メニュー開発をしました」

紀文食品「私もこれからは本つゆでも食べてみようと思います!」

キッコーマンはレシピを紹介するツイートの冒頭で、紀文食品に声をかけていた。

「紀文さん紀文さん...今、メンションをせずに直接語り掛けています...聞こえますか?はんぺんを使ったすごい発見をしちゃいました...」

キッコーマンの広報担当者は、日ごろから紀文食品のツイートを楽しく見ていたそうで、「何か一緒にお取組みできれば」という思いから、呼びかけを行ったと明かす。

紀文食品からは、投稿からわずか2分で次のようなリプライが寄せられた。

「秒で見てます!!!!!!!最高」

取材に対し、紀文食品のツイッター担当者は、このやりとりを次のように振り返る。

「エゴサーチなどは定期的に行っていますが、キッコーマン様のはたまたまタイムラインに流れてきたのでびっくりしました!笑即座に反応することができてよかったです。笑」

キッコーマンが紹介したレシピに対しては、次のような感想を述べる。

「弊社でも前からはんぺんのお好み焼き風レシピはいくつか作っていたのですが、より認知が広まってよかったと思います!『実際に試してみた』声も多く私もこれからは本つゆでも食べてみようと思います!」

キッコーマンの広報担当者は、「紀文食品さんの公式ツイッターアカウントには、紀文食品さんへの愛が深いファンの方が多いようですので、好意的なコメントをいただけて大変光栄です」と受け止め、今後もコラボに前向きだ。

「様々な企業の皆様とコラボをしながら、お客様に喜んでもらえるような当社の製品やサービスの情報をお届けできるよう、取り組んでおります。また、SNSの運用が活発な企業様のアカウントからはいつも勉強させていただいております」