銀座時計強盗に「犯人にも人権ある」 投稿炎上ラッパー、批判に逆ギレ反論「お前ら洗脳解けマジで」
顔面にタトゥーを入れていることでも知られる「69ニキ」ことラッパーの金城行虎さんが2023年5月11日、高級腕時計店での強盗事件をめぐり「犯人も人権は有る」などとツイートし批判を浴びた件について、YouTube動画で反論した。
「お前らってニュース見る時にそのまんまを受け取るタイプ？」
東京・銀座の高級腕時計店で8日に起きた強盗事件。複数メディアの報道によると、男4人が東京・港区のマンションに侵入した建造物侵入の疑いで現行犯逮捕された。4人はいずれも16〜19歳だったという。
行虎さんは9日、SNSで拡散していた、男が警官に捕らえられる様子を撮影した動画を添え、「確かに強盗は良くない事だが、犯人も人権は有るぞ」などと持論を展開した。
「こう言う投稿をすれば恐らく、やった方が悪いとか言う奴いるけど、自分に置き換えてくれ。集団が同じ考えだとそれが正解に見えるみたいだが実際そんな事は無いぞ。目を覚ませ日本」としていた。
一部メディアが投稿内容を報じると、行虎さんは「賛否両論あるだろうが、俺は本当にそう思った。皆んながそうだから同じ意見とかダサい事すんなよ。俺は俺のまま生きるぜ」と反応した。
投稿に賛否が相次いだことを受け、行虎さんは11日、「Twitterでプチ炎上した件に対しての謝罪....」と題したYouTube動画を公開し、発言の真意について明かした。
一面にキャラクターがプリントされた柄シャツを着た行虎さんは、「ツイッターで先日俺がツイートしたのがプチ炎上になってて。その件について言いたいんだけど」と切り出した。
自身の発言が炎上した件について「俺、TikTok見てたらあれ（動画）が流れてきたんだよな。あの強盗の、誰かが撮影したシーンが。それについて俺は思うことがあって、俺がそれでツイート載っけた」と説明した。
「マジお前ら民度低すぎるんだよ」
続けて、「お前らってわかってねぇんだよな、まず。なんで俺がこう言ったかっていうと、まず俺が言いたかったのは、『ニュースの裏側を見ろ』ってことなんだよ。お前らってニュース見る時にそのまんまを受け取るタイプ？」と主張。
「俺が言ってるのは、なんであいつらがそういう犯行に至ったか、なんで至らないといけなかったっていうのを（考えるべき）。そこが大事だと思うんだよな」
「確かに悪いことをした。ただ俺は別に犯人を擁護してないし、わかる？ お前らが言いたいのは、『犯人を擁護してる』みたいな感じで言ってるんだけど。ちょっと違うから。『ニュースの裏側を見ろ』ってことだから」と発言の真意を説明した。
行虎さんは頭を指差すジェスチャーをしつつ「そこまで説明しないといけないから、俺は今こうやって撮ってるんだよ。お前らマジで考えようぜ。このままだったらマジ日本終わるから。わかる？ 俺みたいなエリートがいないとやっぱなんていうの......こうやって正気を保てないんだよな。お前らマジで考えようぜ。洗脳解け、マジで」と挑発的に呼びかけた。
「そうこう言っても被害者とか俺のファンとか、やっぱ反感を買ってしまった部分とか誤解を生んでしまった部分はあるから、一応そこは謝るわ、普通に」と反省したような様子を見せたかと思えば、パッと顔を上げカメラに向かって両手の中指を立て、ケタケタと笑い声をあげた。
「嘘だよ馬鹿野郎。全然なんとも思ってねえよ、マジお前ら民度低すぎるんだよ。分かるか？考えろ、もうちょっとニュースの裏側をね」と、批判的なユーザーを挑発するように捲し立てた。
再度中指を立て、舌を出した行虎さんは「お前らこっち見んじゃねえよ、馬鹿野郎」と吐き捨てカメラからフェードアウトした。
