「春の交通安全県民総ぐるみ運動」が11日から始まったことを受け、栃木県内各地で広報活動が始まりました。

 このうち栃木市のとちぎ山車会館前の広場で行われた広報活動の出発式には、栃木警察署の警察官や栃木地区の交通安全協会の会員など約60人が出席しました。

 会場には2023年2月に全国で初めて栃木県警に配備されたハーレーダビットソン社製の3輪の白バイや、高級車ブランド「レクサス」のパトカーなど合わせて17台が一堂に会しました。

 栃木地区交通安全協会の三室義光会長から栃木市の大川秀子市長と壬生町の小菅一弥町長に広報活動で配布する啓発グッズが贈られました。

 乗車の号令とともに警察官たちは車両に乗り込むと栃木警察署の管轄である栃木市と壬生町の各地に向けて広報活動に出発しました。

 栃木警察署によりますと、管内で2023年に入ってから死亡事故がなかった一方で、けがを伴う交通事故は10日の時点で120件発生しているということです。