10日の米株式市場では、NYダウが前日比30.48ドル安の3万3531.33ドルと3日続落した。
 
 米債務上限問題が警戒されるなか、NYダウは下落した。ただ、米長期金利が低下しハイテク株が買われ、ナスダック指数は上昇するなど、高安まちまちだった。この日発表された米4月消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.9%上昇と市場予想(5.0%)を下回った。テスラ<TSLA>やメタ・プラットフォームズ<META>が安く、エクソン・モービル<XOM>やウォルト・ディズニー<DIS>、インテル<INTC>が値を下げた。ホーム・デポ<HD>やユナイテッドヘルス<UNH>が軟調だった。半面、エヌビディア<NVDA>やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>が高く、マイクロソフト<MSFT>やアップル<AAPL>、アマゾン<AMZN>が値を上げた。ネットフリックス<NFLX>やセールスフォース<CRM>も上昇した。アルファベットC<GOOG>は、傘下のグーグルが生成AIを搭載した新たな検索機能を発表したことが好感され値を上げた。

 ナスダック総合株価指数は126.889ポイント高の1万2306.442と反発した。

出所:MINKABU PRESS